3歳くらいの時に姉と共に母に遊園地へ連れて行ってもらった。

一通り乗物を巡り、当時であればゴレンジャーだろうか、兎も角、イベントで催されていた戦隊物のヒーローショーを皆で観覧した。ショーが始まる前に、悪の組織にさらわれる役が観客から募られた。手を挙げたのが一人だったのか、勢いがあったのか、何か怪しげなオーラが出ていたのか定かではないが、私の姉が選ばれた。

そのような仕込みは、当時の私にわかる訳がなく、ショーが開始されて、客席から姉がさらわれると、私は狂ったように泣き叫んだ。

「おねぇちゃんがころされてじまぶぅぅぅ〜〜〜!!」



しかし、ステージ上の姉はどこか様子がおかしい。

戦闘員に腕を取られた姉を助けに来たヒーロー達に尽く、そして何度も何度も蹴りを見舞っていたのだ。まるで、悪の組織に洗脳されてしまったかのような演出である。

ヒーロー達が助けようとしているのに、執拗に彼らを攻撃するなんて、お姉ちゃんは悪い奴らにさらわれて、おかしくなってしまったのかと、幼い私は益々混乱し、いよいよもって発狂した。中々、人質を助けることができないヒーロー達。ヒーロー達の妙なリアクションと無駄に流れる時間・・・。

しかし、それは演出でも何でもなく、私の姉は正義の味方が大嫌いだったのだ!

想定外のアドリブに、とんでもないのを選んでしまったと出演者達も面食らったことだろう。

ともあれ、微妙にギクシャクしたショーは終わり、色んな意味で我が家の語り草となったが、無事に姉が戻ってきたので、私はただただヒーロー達に感謝したものである。斯くして、私は正義のヒーローに憧れるようになったのかと言えば、そうではなかった。



それからやや月日が流れ、4歳になった頃、タイムボカンを観ていた時に、私は自分のある性癖に気がついた。自分はタイムボカン側ではなく、いつもマージョ一味を応援していたのだ。

つまり、私にもシッカリと姉と同じ血が流れていたのだ。と言うわけで、戦隊物やウルトラマン、仮面ライダーなどの勧善懲悪系が総じて苦手で、仕方なく観ていた程度の知識しかない。仮面ライダードライブなど近年のライダー物は、父子で楽しめるような工夫が凝らされているが、基本的には富野監督アニメのように変人だらけの作品でないと安心できない。

そんなヒーロー物が苦手な私でも、格好いいと思うのが電磁戦隊デンジマンのオープニングである。今回は、これを紹介したかっただけなのだ。



見所1:
70年代のヒーローは、総じて顔が特濃。

見所:2
女性隊員に、幼心にも感じる妙な色香がある。

見所:3
歌が格好いい。

見所:4
氷を割る所など、俳優達が単にひたすら格好いい。



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