第8話「ディーゼルな漢、ディーゼル野郎」

ボディビルコンテストの最高峰Mr.オリンピアで6連覇を果たしたイギリス人のドリアン・イエーツが飛行機に搭乗した際、黒人親子の娘が「見て!ママ、ディーゼル!ディーゼルよ!」と、ドリアンを指さしたそうだ。

恐らくはスラングで、hugeのような意味を持つのではないかと、ドリアンは推察していた。

重機まぁ、何か、ディーゼルエンジンと言えば、無骨でパワフルな重機を連想させるので、ヘビーデューティなドリアンにはピッタリの言葉だったかも知れない。ディーゼルというスラングが外国でどれほどメジャーかは解らないが、それを知らなくても無骨な巨大さをイメージしやすい。

一方、お洒落ブランドのディーゼルは、例え海外サイズのXLを選らんだとしても、マッチョであればピチピチになってしまうタイトフィットの服が多い。特に腕周りなどは。

本当の「ディーゼル野郎」であれば、着ることができないはずであり、トレーニング道を進む者であるならば、「この服、凄く格好良くて欲しいんだけど、ディーゼルはちょっと、キツイからなぁ〜」なんて言ってみたいものである。

と言うわけで、ドリアンの小ネタを書いてみたかっただけの話。



〜余談〜

最近の私は、70kg前後なので、80kg以上あった時に好んで着ていたティンバーランドのXLが些か緩くなってきていた。一昨年のTシャツは、Lで丁度良かったので、昨年は晩秋に叩き売りになっていたLサイズを購入し冬眠させ、この夏着てみたところ、ピッチピチだった。

その年その年の流行の形があるのか、物によってはフィット感が高いものがあるのか、今年は好みに反して筋肉を強調したような着こなしになってしまった(※)。

※ もう2セット同じ柄のT-シャツを塩漬けしているので、しばらくこの路線・・・



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