徹底解説「ホエイプロテインSP」-前編
spフルモデルチェンジされたDNS「ホエイプロテインSP(スーパープレミアム)」について解説していきます。

新しくなったホエイプロテインSPは、単に質が高いプロテインや付加価値を持ったプロテインとは一線を画する製品に仕上がっています。そのコンセプト自体は、特に新しい物ではありませんが、添加栄養素と言った技術が追いついたことで、ようやく実現したのがホエイプロテインSPなのです。



「アナボリックプロテインは存在しうるか?」

筋合成を促進するアナボリックなプロテインが登場!何て言われると、往年のサプリマニアであれば、メソキシイソフラボンやβイグジステロンを添加したプロテイン、あるいは某ハードファーストのように様々なハーブをブレンドしたプロテインを思い出し、それらが全く体感をもたらさなかった経験(※)から、「アナボリックプロテイン」と言う響きには、良いイメージを持たないどころか、胡散臭さまで感じてしまうことだろう。

しかし、プロテインに何かを加えることで、単なるタンパク質補給の為の行為を筋合成昂進も兼ねた栄養補給に変える考えは15年以上前から存在した。有効成分の含有量や反応の個人差から、信頼できる手法として、古くはBCAAの添加が挙げられる。

プロテイン前や食前に、BCAAをしっかりと仕込む事で筋合成のスイッチをオンにし、それらで得たアミノ酸の同化を高めると言う狙いを持つ。近年では、筋合成のメカニズムの一端を担うのがロイシンである事が判明し、ロイシンを食事やプロテインと共に摂取することが、栄養エキスパート達によって推奨されてきた。

上の手法は確かに、植物エキスなどのバラツキや不活性化の問題がある成分添加と異なり、多くの人に実感をもたらすはずであるが、プロテインにBCAAやロイシンを加えた優秀な製品は見当たらない。筋合成を刺激できる充分な量の遊離アミノ酸を添加しようものなら、安価なタンパク源であるはずのプロテインの値段が跳ね上がってしまうばかりか、とんでもない味のプロテインになってしまうからだ。

その問題を解決した好例として、マッハ6がある。プロテインとは別で、ロイシンとシニュリンPFと言ったアナボリック栄養素と血流増大ブレンドを摂取すると言う手法である。この方法は、解決策の一つとしては、完璧と言えた。

しかしながら、アレコレとサプリを揃えるのではなく、プロテイン単体で「全てを済ましてしまいたい」場合、アナボリック性能を持ったプロテインが望まれるが、近年になって認可されたHMBや充分な知見が得られているNOブースト成分によって、それが実現したのである。



「ホエイプロテインSPは唯一のアナボリックプロテイン」

様々なカテゴリーや目的、素材のプロテインがあるが、ホエイプロテインSPはそのほとんどに属さない、筋合成促進を目的とした唯一のアナボリックプロテインだ。

それを可能にしたのが、ロイシンよりも強力と言われるロイシン代謝物「HMB」と、血管を拡張して筋肉への栄養の取り込みを増大させる「アルギニン+シトルリン」のNOブーストブレンドである。ホエイプロテインSPは、1回分にロイシンよりも少ない用量で筋合成を強烈に刺激するHMBを臨床的に充分な用量である1,500mgも配合し、アルギニンとシトルリンをNOブーストに最も効果的な比率で1,000mg配合している。

つまり、最も効率の高い成分と組み合わせによって、有用成分の過度な添加を必要とせず、風味の低下や価格の暴騰を招かずに、アナボリックプロテインの名を冠するに相応しい性能を発揮するように設計されているのだ。

不足タンパク質を補う為のプロダクトであるプロテインに、そもそも性能を求める行為、取り分けマッハ6のような筋量でデカクなる仕組みを求めるのは酷を超えて滑稽でもあったが、各種成分の発達がそれを実現せしめたのである。つまるところ、ホエイプロテインSPは、プロテイン摂取によっていち早く筋量を増やしたい人に適した筋合成昂進メカニズム内装型プロテインなのだ。

※ あるいは大瀑布の如き下痢・・・

中編へ続く



【Ex】
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