T-JACKやETBとレバーブロウをスタックする必要性の有無-オマケ編1

Q:T-JACK、またはETBを摂取している時期には、レバーブロウも必要でしょうか?

質問の趣旨とは大きく異なりますが、ついでにちょっとした豆知識として、脱線話を書いておきます。



〜オマケ編-イントロダクション〜

国内で最もトレーニング器機が充実していたジムで働いていた時の会員さんに、偶然再会した。10年くらい前だっただろうか。

ジムで見かけていた時のガタイと異なり、些か萎んでしまっていたようだ。物凄く勤勉で、知識もあり、ガッツもある方だった。何でも元気がなくなってしまい、長い間トレーニングを休んでいたそうだ。

その時思ったのは、ひょっとしたらアレの副作用かも知れないなぁ、だ。トレーニング知識や知識に対する探究心、そして、熱意がある人の中でも、特に優等生タイプの人が陥りやすいケースに塡まってしまったのではないだろうかと。


充分な知識を持ち、そのアップデートに余念がなく、栄養補給も完璧で、勤勉にトレーニングに打ち込んでいる人は、やはり成長が早い。例えイージーゲイナー体質でなくても、本に書いてあるようなコンスタントな発達を遂げる。

しかし、自分自身が考え抜いたプログラムによって、テンポ良く成長してきた人が誰もが必ず突入する停滞期に陥ると、選択を誤ってしまうこともある。自分は正しいトレーニングと栄養摂取をしているし、休息も充分にとっている。しかも、プラトーを脱出するための手法も採り入れているのに、何故、以前のように上手く行かないのだろうか?

「周りを見渡すと、自分よりも遥かに筋肉を発達させた強者達ばかりが闊歩しているが、この差は何だ?」もちろん、単なる時間であり、自分よりもデカイ人の多くは自分よりも長い年月をジムで過ごしていたに過ぎない。それらの人も、長い停滞に陥り、試行錯誤と単なる時間によって、それを乗り越えてきただけなのだ。



待つ、そして我慢して乗り越えると言う単純な事象に対して、何事もロジカルに解決しようとすると、かえって変な答えを導きかねないことが多々あるが、これまでスムーズに進級してきた筋肉優等生が留年の憂き目に遭ってしまうと、同じように間違った方向へ向かってしまう事がある。

あの人達が自分よりも遥かに大きいのは、きっと秘密があるからに違いない!時はインターネット時代。そう勘違いして、アナボリックステロイドについて色々と時間をかけて調べていくと、その使い方が何ともロジカルかつシステマティカルに書いてあるではないか。副作用が恐いのは知識を伴わない乱用であり、「正しい使い方」さえ遵守すれば、安全に筋肉増強が可能だ。

なまじ飲み込みが早いが故に、ロジカルにこんこんと説明されると、それがあたかも論理的で合理的と思ってしまうこともあるだろう。

結局、人は自分が信じたい物を信じてしまう(※)ので、アナボリックステロイドを使いたい人は「正しく使えば安全」と言う説を信じてしまうのである。



だって、男性化に対してはテストステロンがジヒドロテストステロンへ転換されるのを阻害する薬を使い、ジヒドロテストステロンが受容体に取り付くのもブロックしつつ、女性化に関してはテストステロンがエストロゲンに転換するのを防ぐ薬などを入れ、睾丸が縮まないように正しい期間でサイクルを終えて、サイクル後は低下したテストステロンレベルの回復を促す物質を補給できれば、副作用なんておこるわけないでしょ?

その様に、これにはコレ、あれにはソレと、作用機序とセットで説得されれば、合点納得してしまうのも致し方なく、ロジカルな優等生タイプであれば、尚のことである。

しかし、筋肉や抜け毛、女性化ばかりに焦点を絞っていると、他の要素に関して考えが及ばなくなってしまうのも仕方ないかも知れない。

※ 「ニコニコ笑っている人に巨人はきません」 by 日本政府版進撃の巨人でウォールマリアが破壊された場合

オマケ編2へ続く



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