考えて食べること #6
食に対する感覚の違いを生み出す要因


サプリ塾塾生の皆さんは、食や健康に対するこだわりは強いはずだ。

いくらトレーニング内容が120点で、サプリメントが100点でも、朝昼夕の3食が0点だった場合、どうだろうか?百歩譲って、少しばかりの筋肉は着いたとしても、脳機能を始めとしたライフクオリティに関する健康パフォーマンスが低下することは、容易に想像可能だ。

筋肉が付いたとしても、脳機能や知的生産性、健康レベル、ライフクオリティが低下するのは、御免被ると言うのが、皆さんの思うところであり、バランスの良い食事を1日3食摂ることは難しくても、せめて1食は良い内容の食事を摂ろうと日夜気を遣っているに違いない。


その一方で、食べ物に無頓着な人が大多数を占めるのがこの日本の現状である。先の食事に気を遣う極少数派とマジョリティ達とを分かつ要因は、一体何だろう。

身体の一部のホクロやシミを観てみよう。この時、どう思うだろうか?

きっと無頓着派の人々は、「このホクロは昔からずっとこのまんまだ。何一つ変わっていない」と感じ、それ以上のことは考えないだろう。

実の所、数十日前のシミは既に存在しない。細胞は日々、死滅と再生を繰り返し、新陳代謝を行っており、人間の身体を構成する原子分子は、数百日で完全に入れ替わると言う事をこれまでに聞いた事があるはずだ。つまり、皮膚表面のシミも、細胞が毎日せっせと生産しているからこそ、そこに「維持」されているのだ。

新陳代謝、ターンオーバーの概念を思い出して、もう一度、シミやホクロを見つめると、「このシミは外的要因によって突然変異を起こした細胞が毎日一所懸命メラニンを生成しているんだなぁ〜♪」と少し感心してしまうのが、食べ物に気を遣う人々であろう。一方、ターンオーバーの考えと結びつけることができない人は、ターンオーバーを知っても尚、ホクロやシミをこびり付いた頑固な汚れのように思うだろう。



ともあれ、レミーのレストランで、食べ物はガソリンではなく、身体を作る為の材料だと説いていたように、80日後の筋肉は今のタンパク分子ではなく、これから食べる食品が構成するのだ。200日後の我々の肉体は、実の所、今の肉体ではなく、その後に食べた物で再構成されていることをもう一度肝に銘じたいものである。

VIVOのくだりでも書いたが、我々は新陳代謝を繰返す有機的な生存機械である構造上、構造物を形成する材料、すなわち栄養素を外から常時補わねばならないという宿命から逃れられないのだ。

そう考えると、脳のためにも良い脂質を摂取し、身体全体のためには良いタンパク源の摂取のみならず、カロチノイドを始めとした色素や消化吸収にまで、考えを及ばせるのは当然である。

また、免疫力の半分は持って生まれた才能であるが、その材料は摂取栄養素由来であり、その多くを製造するのは腸管である為、微量必須栄養素を確保しつつ良好な腸内細菌叢が保たれるように努めるのは、実践的実用的な本当の知性を身につけた人間のちょっとしたテクニックなのだ。それどころか、食事内容が悪ければ、立ち所に免疫力低下と言う結果として、跳ね返ってくるから、手抜きは直ぐに面(顔)に現れてしまう。



近頃、人が多いジムに行くことが多かったので、時々、ロッカールームで、凄い身体をしているね!何かやってるの?と訊かれることがあるが、こう答えるようにしている。

「まず第一に、普段から食べているものが違います」と。




Ex:
「デカくなるためのレシピ」-イントロダクション
玄米は誰が食べるのか?
知覚のディテールが変わる「VIVOの世界

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