唐突ではあるが、鰻丼やひつまぶしの次に、自分が旨いと思う「鰻の食べ方」は、鰻トーストである。

食パンの上にスライスチーズを1〜2枚乗せて、タレがタップリとかかった鰻をトッピングし、トーストしたものである。食べる前に黒胡椒をふりかける。

マッスル3分クッキングやトーストシリーズで紹介したいと思った時もあったが、自分自身が最後に鰻を食べたのが昨年の8月であり、とてもじゃないけど価格が高騰している鰻をパンに挟もうなどとは思わず、今やリアリティに欠けるため、このネタは永遠にお蔵入りすることだろう。ただ、マッスル3分クッキング「クギ煮サンド」がそのテイストに近いため、お味が気になる方は是非お試しあれ。



さて、この「トースト 〜デカくなる為のレシピ〜」シリーズは、バルクアップ期にそれ専用のサプリを投入している人が、それだけで安心して片手落ちになってしまわないよう、「筋肥大期ならば、朝からこれくらい食べましょうね」と言った提案が主なコンセプトである。

時間がないからウエイトゲイナーや糖質を加えたプロテインで済ませている人もいるだろうが、何を食べても許される無罪放免のバルクアップ期には、できるだけ美味しくてカロリーの高い食事を増やしましょうと言う話である。そして、バルクアップトレは朝から始まっているとも言いたい訳だ。

となると、一切の脂肪沈着も許せないリーンボディ志向の人や減量期の人には、このシリーズは関係のない話のように思えるだろう。しかし、実の所、パフォーマンスをフルに発揮するためや代謝を維持するためには、ある程度の炭水化物補給が必要になる。

そのベストタイミングは、トレーニング前後を別とすれば、もちろん朝食となる。



このシリーズが総菜パン系ではなく、甘アマのサンド系しか登場しないのは、私の好みであり、実際にそれらのローテーションしか行っていないというリアリティの反映でもあり、そして、減量中でもハードな減量やカーボディプリーディング中でない時は朝にしっかりと炭水化物を仕込んでおけば、1日が安定するという実体験が元になっている。

と言う訳で、バルクアップ期の人向けに見えて、実の所、全ての人(甘党)にオススメできるレシピ集なのである。

要は、体脂肪が気になる人は1枚、筋肥大期の人は2枚以上、その他も場合も、目的や自分自身の外見的コンディションに応じて、甘アマトーストを食べる枚数を選択するだけなのだ。

(前振りの鰻の話がオチとリンクしなかったことには、気がつかなかったフリをして下さい)

#6へ続く



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