筋力増大期に採用することで大きな相乗効果が期待できる特殊なサプリとはどのようなものか?

筋力増大期は筋力アップに良いとされる反復回数の重量設定とセット数、インターバルでトレーニングを行うが、筋肥大期よりも使用重量を重くする必要があるため、使用重量の更新に即効性を持ち、トレーニングクオリティを高めるものが望ましい。

そこで、この時期にメインのオプショナルサプリとして採用したいのが、ちょっとリッチなハイエンドクレアチン製品である。

今回は、ハイエンドクレアチンを選択する際のポイントを紹介しよう。



A〜Dの中から一つを自分のシチュエーションや目的に合せて選択する。

A:クレアボル
筋力や筋ボリュームの向上に役立つ。パウダー状の製品なので、ドリンクに溶かしてトレーニング中の飲料水とすることが多く、アシドーシスを予防するpH調節成分などを豊富に含むため、疲労の遅延にも役立つ。この為、ウエイトトレーニングのみならず、競技練習がきつい人などのスタミナ改善や持久力アップにも良い。


B:クレアボルインフューズド
ほぼ、クレアボルと同じ成分ではあるが、タブレットタイプなので、トレーニング前などに摂取する場合が多い。通常のクレアボルとの違いは、その形状に由来する摂取時の利便性から、パウダータイプの摂取が面倒な人に人気が高い。しかしながら、この製品の最大の魅力は、マッハ6にも配合されているインシュリン模倣物質「シニュリンPF」である。

シニュリンPFはクレアチンを始めとしたインシュリンによって筋肉への同化が高まる栄養素の運搬を高める為、これが配合されたクレアボルインフューズドはちょっとした筋肥大効果が期待できる。今回の場合、筋肥大期において思ったほど筋量が得られずに筋力増大期を迎えてしまった人にオススメの一手となる。


C:クレアボルブラックOPS
最上級のクレアボル製品。クレアチンと相乗すると言われているベタインを配合し、更にコストが高いアナボリックアミノ酸代謝物「HMB」を配合した高級品。ベタインやHMBもまた、運動パフォーマンス改善を助けるため、使用重量の更新ペースを高めたい人や自己ベストを目指す人に適する。また、プレートで加重したウエイテッドチンニングやウエイテッドディップス、クリーン、ジャーク等々を好むヘビーデューティーな男にもオススメ。


D:クレアチンALK
pH緩衝とALA添加と言う吸収過程二系統の改善による経口摂取活性を追求したアルカリ性クレアチン。クレアボルシリーズと異なり、アルギニンなどのパンプアップ成分を含まないため、極端なパンプがパフォーマンスの低下を引き起こす可能性がある競技を行っている人に向いている。また、pH緩衝による疲労遅延とスタミナアップが期待できるので、筋持久力が要求される練習や競技にも適する。

後編へ続く



【関連】
〜第一フェーズ〜
夏の6パックに向けたトレサイクルは既に始まっている-前編
夏の6パックに向けたトレサイクルは既に始まっている-中編
夏の6パックに向けたトレサイクルは既に始まっている-後編
夏の6パックに向けたトレサイクルは既に始まっている-補講編

夏の6パックに向けたトレサイクル フェーズ2-前編
夏の6パックに向けたトレサイクル フェーズ2-中編1
夏の6パックに向けたトレサイクル フェーズ2-中編2
夏の6パックに向けたトレサイクル フェーズ2-後編

考える体幹のトレーニング-まとめ

基本サプリとオプショナルサプリを理解する為のエッセンス-Part.1
基本サプリとオプショナルサプリを理解する為のエッセンス-Part.2
基本サプリとオプショナルサプリを理解する為のエッセンス-Part.3