wphウェブショップにて「ホエイプロテインスーパープレミアム」をこっそり復活させて数ヶ月。実は、そこそこ売れています。

超プレミアムなホエイプロテインと銘打っていますが、プロテインではありません。ホエイプロテインを分解したWPH、ホエイペプチド製品です。

ん?ペプチドって何や?

タンパク質は、胃から腸への消化課程で、段階的に細かく分解されます。最終的には、アミノ酸やジペプチド、トリペプチドという極小サイズにまで分解されて、初めて小腸から吸収されます。

タンパク質の塊であるプロテインも例外違わず、消化課程でペプチドやアミノ酸へと分解されます。そして、他のタンパク質と同様に摂取してからアミノ酸が血中に現れるまでには、ある程度の時間を要します。

消化系に問題がある場合や消化課程に不具合が発生した場合、タンパク質消化が上手くいかず、小腸に辿り着くまでに消化状態まで分解されないという事が起こります。この場合、摂取タンパク質が無駄になるばかりか、アレルギーや胃腸の不快感と言った問題が起こる可能性があります。



そこで、摂取タンパクを無駄にせず、血中アミノ酸を超特急で高める手段として、ペプチドの利用があります。

血中アミノ酸濃度を急速かつ確実に高める手段として、遊離アミノ酸の摂取が知られていますが、その理由は分解の最終状態であるアミノ酸ならば消化過程が不要なために小腸で直ぐに吸収できるからです。事実、BCAAやEAAなどの遊離アミノ酸を使用したアミノ酸サプリが、他のタンパク質食品やプロテインに比して血中アミノ酸濃度を素早く高めることは、数多くの実験で証明されています。

遊離アミノ酸は、ベストタンパク源の一つであることは間違いありませんが、一度に大量に摂取できないという弱点を持ちます。これは、アミノ酸が小腸を通過するための受容器に限りがあるためと言われています。そのキャパシティを超えた摂取は、無駄になってしまうので、摂取量と摂取タイミングの調節が必要となります。

一方、アミノ酸になる直前状態のジペプチドやトリペプチドは、小腸において、それぞれの受容体を多く持つばかりか、受容器を介さずに血中へ辿り着く手段を持つ為、正味の摂り込み率や摂り込み速度がアミノ酸よりも優れていると言われています。

つまり、ペプチド製品はアミノ酸製品と同等かそれ以上の速度で、多量のアミノ酸(タンパク質)を吸収することができるのです。スピード最速で、量もこなせると言った具合です。



DNS「ホエイプロテインスーパープレミアム」は、ジペプチド・トリペプチドを多く含むホエイペプチドを使用した消化速度と吸収性を重視したペプチド製品なのです。そして、このプロテイン・・・じゃなかった、100%ペプチド製品にはもう一つ大きな独特のメリットとも言える特徴があるのです。

後編へ続く



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