第2話
「プロテインの袋の閉じ方」


昆布写真は、チャック付き保存袋に入れられた昆布。

一見、何の変哲もない写真ですが、どこかが間違っています。
さて、どの辺りがおかしいのでしょうか?

昆布2上の写真は、空気抜きをしていません。密封バッグの性能を活かすには、吸湿や酸化を防ぐため、空気を抜かないといけません。

解りにくいですが、写真のように可能な限り空気を押し出してから、密封すると保存性が向上します。フィニッシュにストローで残りの空気を吸い出して、真空パックを目指すのもオススメです。

目的意識の高いプロダクトは、コンセプト通り正しく利用するべきです。



さて、これと全く同じ原則が当てはまるのが、袋入りタイプのプロテイン。

aノンフレーバーのプロテインでは、あまり問題がおきませんが、糖質やフレーバーが添加されたプロテインは、吸湿による変化が起こることがあります。色が多少変わるくらいなら問題ありませんが、吸湿によって糖とタンパク質が結合すると、消化しにくくなる場合があります。

と言う事で、写真のように空気で膨らんだ状態は余り宜しくありません。



b写真のような1kgタイプであれば直ぐに飲みきってしまうので問題はほとんど起こりませんが、大容量タイプをゆっくりと消費する方は注意が必要です。

これまた解りにくいですが、写真のように空気を押し出してから、チャックを閉じる習慣を付けてみると良いでしょう。ただし、完璧を目指してストローで吸い出すのは、ゲフンゲフンとなるのでやめておきましょう。

と言う訳で、湿度が高い日本では、ボトルタイプよりも袋入りのプロテインの方が保存性は良いという話でした(※)。

地味な話でしょ?


※ 日本人は先天的に大きなボトルを廃棄する行為が好みではない


#3へ続く



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