〜「VIVOの世界」の一端〜-後編

vivoストレスと生命活動はセットである為、ストレスが全くない社会を作る事は不可能であるが、もしも今よりも「無駄なストレス」や「我慢大会の押し売り」がない環境で育っていたなら、自分はどうなっていたか想像できるだろうか?

コルチゾールから解放された軸索が伸び伸びと広がるが如く、知覚や認識力が自分の周りのみでモヤモヤと澱むことなく無限の広がりを見せ、より解像度の高い情報を送ってくるだろう。

情報量と情報処理が変れば認知力が変り、同じものを見てもこれまでとは違った形質に見えてくるはずだ。そして、それは自分の虚像と実像にも当てはまる。

人生の醍醐味のひとつが先に挙げた自分自身を成形する「自分創り」であろう。

その過程において、成長のためのレジスタンストレーニングの如き必要な抵抗も多々あるが不必要な抵抗もある。それが無駄に押しつけられたストレスや我慢大会だ。

自己たる実像を彫る際、淀みないノミさばきを生み出すものは何か?己を刻む原木の色合いや硬さ等の質を左右するのは何か?



我々が新陳代謝を繰返す有機的な生存機械である構造上、構造物を形成する材料、すなわち栄養素を外から常時補わねばならないという宿命を持つ。

物理的仕事を担う内骨格や化学的処理で忙しい臓器、情報を処理し決定を下す脳も、代謝によって体外から取入れた新たな栄養素によって再構築されている。

そして、これらのメカニズムは全てストレスホルモンによる負の影響を大きく受け、本来の機能をフルに発揮できなくなってしまうのだ。



自己を取り巻く環境自分自身の体質を十分に把握した上での包括的な実践栄養学の継続(※)は、まず、素体である五体と臓器の質を変える。

そして、様々なプログラムによって、素体の機能や出力(※2)を高めていく行為を行うが、この過程における入力時の質、例えばトレーニング内容の質を高めてくれるのも、最適化された栄養摂取である。

これらを統括し指揮していくのが脳による精神活動であるが、これも外からの栄養補給の影響を受け、そして、それ以上にストレスの影響を受ける。



自己形成における自身の質と修練過程の質が高まってこそ元来授かっていた出力されるべき才能が発現し、無駄なストレスから解放されてこそ正しくそれを磨くことができるだろう。

努力という言葉があるが、設計上の通りの素体と脳機能を前にしてそれが成されてこそ、初めて真なる効果が発揮されるのではないだろうか。

現代人なら誰もが抱える問題である栄養の滞りや偏り、慢性的で断続的なストレスの渦。

これらを正せた時、本来の自分に出会え、元来の性能を理解することで、これまでと違った自分創りがスタートがするだろう。

VIVOの世界に足を踏み入れることは、自分の知らない自分自身の世界に足を踏み入れることでもあるのだ。

※ 自分自身を被験者とした試行錯誤の繰返し
※2 筋力等のスポーツパフォーマンスだけでなく、文章表現等の知的生産も

番外編へ続く



【Ex】
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感動の解像度、感受性の感度を高めろ!

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