減量期のオプショナルサプリ
〜イントロダクション〜


d製品自体が優れていても、コンセプトなきサプリメント選択と漫然かつ曖昧なその利用は、目的達成の役に立たない可能性を大いに孕む。

基本サプリを柱に据えて、その上で目的に適したオプショナルサプリを正しく選択して、正確に活用するのが理想的であるが、減量期においては些か事情が異なる。

体脂肪を減らしたい場合、基本サプリを利用しながら、トレーニングを行いつつ、食生活をストイックに傾けて行くだけである程度の結果が期待できるからである。

何故なら減量とは、第一に摂取カロリーと消費カロリーの収支によって決まるからだ。基本サプリの補助によって、質の高いトレーニングを継続できれば、消費カロリーの増大は容易い。



第二に、基本サプリは基本的に体組成改善効果が高い物が多い。BCAAは筋合成刺激のみならず、運動中のエネルギー源として体脂肪導引を促進する。ALAを主体としたGCS750は、食事からの体脂肪の蓄積を抑制する。そして、アルファリーンは、体脂肪の蓄積抑制だけでなく、穏やかに脂肪分解を促進する働きを持つ。

これら複数の要因によって、基本サプリを利用しながらのトレーニングは元々、体脂肪の燃焼効果が高く、脂肪沈着抑制効果も高い。

となると、要点は摂取カロリーのコントロールだけになる訳だ。



減量期においては、摂取カロリーに焦点を当てるだけで結果を出しやすいが、サイクル中に目に見えた大きな結果を出したい場合や急いでいる場合もあるだろう。

より我慢の多いサイクルなので、少しでも効率の良い方法や結果を期待するのが人情である。

そこで、努力の結果をより確実なものとするために、減量期専用のオプショナルサプリを投入するのが現在では一般的となってきている。

先に挙げた通り、基本的に減量はカロリー収支によって決まるが、面白いことに減量期専用サプリは非常にユニークなものが存在する。人によっては、利用を開始するだけで、減量の実感を得られることがある。

オプショナルサプリは単品でも、目的に合ったものを選びさえすれば、基本サプリをベースにしなくても、ある程度の体感や結果が得られることが多いが、取り分け減量専用サプリはその傾向が強いのだ。



つまり、特に減量期専用サプリに関しては、基本サプリを揃えることが前提ではないので、定期的なウエイトトレーニングや有酸素運動を行っているトレーニー以外の人にとっても大いに魅力的なアイテムとなる。

#4-A-前編へ続く


【Ex】
体脂肪燃焼サプリサイクル考

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