「中臀筋を鍛えましょう♪-前編」

体幹のトレーニング-番外編において、ライイング・レッグ・アブダクションをついでにやっておこうと書いているのは、最近、中臀筋の重要性を見直したからだ。

最近になって、昔、筋トレだけしか行っていなかった頃にストラックアウトをやった時と同じような経験をしたからだ。

ストラックアウトとは、的に向けてピッチングを行うボール投げの遊びで、当時のゲーセンや遊園地などで見かけることが多かった(今でもバッティングセンターにあるかも)。

で、何年か振りにボールを投げる。

全力でボールを投げてみると、肩から先、あるいは肘から先がすっぽ抜けて、飛んで行ってしまいそうな感覚と痛みに襲われたのだ。



ボールを投げるという行為は下半身から腰を介して上半身に伝わり、腕の筋力としなりを利用して先端へと収斂される。この流れがそれなりに上手くいくと、力が集まる腕や先端部はかなりの運動エネルギーを持つことになる。

そのエネルギーを保持、コントロールする際、関節などが悲鳴をあげた訳だ。

普通のウエイトトレーニングばかり行っていると、自身が発揮しうる最大限に近い力に、鍛えきれていない筋肉や関節が耐えられない現象が起こり得る。

このケースの場合、最大筋力を高めているつもりでも、実は全身全力による最大筋力を出力できないと言える。



やんわりとスプリントを勧めているのは、スプリントもまた全身を全力で出力させて力を束ねる行いなので、連動性やコーディネイトを確認するのに役立つからだ。

そこで、今度は中臀筋の話になる。

・・・ガンダム好きであればこの話は丁度、ヅダが土星エンジンを全開にすると、そのGに耐えきれずに機体が分解してしまうというアノ話と同じと言えばピンと来るはずだ。

#10へ続く



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