Q:フィジカルパフォーマンスにおいて、体幹の筋力不足が足を引っ張っているように思えるのですが、改善策はあるでしょうか?

普通のロジックであれば、「体幹を強化したいのであれば専門プログラムを」となります。

前回までは、そこをわざわざ「凝り固まらなくても」普段のトレーニングの中で体幹強化できる一般種目を選択すれば良いというパラダイムシフトの話でした。

ここからは、マスター説です。

部位別分割法に基づいて体幹トレ専門日を設けるのもありですが、そこまでせずとも、ある程度の弱点克服的集中トレーニングをした方が良いという意見です。

その理由として、体幹は下半身の力や上半身の力を伝達する役目を担いますが、筋量的にも筋力的にも不十分な場合、例え収縮や弛緩が上手くコントロールできても、伝達ロスが生まれる可能性があるからです。

また、体幹自体が直接的な力やトルクを生み出すので、強いに越したことはありません。アスリート志向であるならば、テクニック云々の前にひとまず最低限の規格に達しておかないといけないという持論です。

もう一つの理由として、それを実践したアスリートのパフォーマンスが実際に向上したというフィードバックが多数存在するからです。

この場合、何を行ったかという手法も大事になりますが、結果的に上の理由その1の条件を満たしたからパフォーマンスが向上したのでしょう。



さて、体幹の集中トレーニングといっても、色々、ありますがジムで良く見かけるのは、ダンベル・サイド・ベントを熱心に行う人々です。

サイドベント自体は悪くないかも知れませんが、どのジムにも90kgのダンベルが置いている訳ではありません。ダンベルはせいぜい30kgまで。

そして、ミスターサイドベンター達は、その30kgを使っているのかというとそうではないでしょう。つまり、何が言いたいのかというと、サイドベントに勤しむ多くの人々が使用している女子供用のダンベルが生み出す負荷では体幹の強化はできないと言うことです。

そこで、重量の問題を解決できる上にマシンもダンベルも要らない種目を採用してみましょう。

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