時短トレ鉄則11
「柔軟なプログラム、我を捨てたプログラム-6」


目的の器具を誰かが使用中で、自分で決めたメニュー、あるいはトレーナーに組んでもらったメニュー通りにトレーニングできない!

ジムを利用する以上、そのようなことは日常茶飯事です。

お目当ての器具が空くのを待つのも手ですが、時間を無駄にしない為には、予定の種目と類似の種目や同等の効果を持つ代替種目を選ぶべきでしょう。

その際に役立つのが知識と経験に基づいた「引出しの数」です。

今回は、柔軟性と発想力による工夫による手数の増加がテーマです。

【代替種目を選択する-引出しの数を増やす-後編】

目的の器具が塞がっているために、代替種目を行いたい。ところが、それすら使用中!他に打つ手がない!

そんな時は、頭を柔らかくしてジムを見渡してみましょう。

同等とまでは行かなくても、目的の種目に近いそれっぽいトレーニングができるはずです。



例えば、大胸筋上部。

インクライン・ダンベル・プレスを行いたいけど、使用中。インクライン・ベンチもダメ。スミスマシンもスミスの主が使用中。インクライン・マシン・プレスすら空いてない。

そんな時は、シーテッドのマシンプレスでも構いません。

シートの高さや腰をかける深さ、上体の角度を調節することで、擬似インクラインプレスや擬似デクラインプレスを行うことが可能です。

完全な代替にならずとも、通常のシーテッドのフォームでは得られない新鮮な刺激が得られるばかりか、フットバーがある場合はそれを利用したセルフネガティブトレーニングが可能になるので、強度に関しては他の器具に引けをとりません。

更に背もたれにストレッチ用の円錐状のパッドなんかを挟めば、ダンベルプレスよりも深く下ろすことができるので、大胸筋へのストレッチ感を増やせるというメリットすらあります。

新たな使い方を閃いた暁には、今まで女子供用に見えていたシーテッドプレスマシンが輝いてみえるはずです。



シーテッドがなく、ライイングのマシンプレスやフラットベンチしか無い場合でも泣きを入れる必要も暇も時短トレーニーにはありません。

ベンチの頭側にプレートを数枚噛ませて角度をつけてあげれば、インクラインベンチ風味に。脚側にプレート噛ませれば、立ち所にデクライン風味が出来上がります。



このようにチョットした機転による工夫ができれば、いくらでも引出しの数が増やせるのです。

種目毎に例を挙げればキリがなく、また、各々のジムにおけるマシンの特性があると思うので、後は各自で工夫してみて下さい。

つまりは、ストレッチの一環として、頭の柔軟性も鍛える機会として「トレ環境」を捉えて頂きたいわけです。

応用編-1へ続く



【Ex】
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