時短トレ鉄則9
「トレーニングテクニックそのものが時短-2」


トレーニング時間を短縮すると、一見、トレーニングクオリティが落ちてしまうように思えます。

ですが、時短のために「短時間でセットを組む」という行為自体がかえってトレーニングクオリティを高める結果になる場合もあるのです。

スーパーセットを採用する】

スーパーセットとは、大抵は裏表となる拮抗する筋群の種目をインターバルを挟まずに行う方法です。

簡単な例で言えば、上腕二頭筋の種目である「アームカール」を終えたら、即、上腕三頭筋の種目である「ケーブルプレスダウン」へ移行して休まずにトレーニングを継続し、プレスダウンのオールアウトをもって1セットとカウントする方法です。

拮抗する筋群に対して休憩を挟まず、1度にトレーニングを行うので、非常にきついのですが、短い時間で二つの部位をやっつけることができます。



スーパーセットもまたコンパウンドセットのようなパンプ感のキツイトレーニングテクニックになりますが、最大の特徴は別にあります。

裏表などの拮抗する筋群を立て続けにトレーニングした場合、PNFのような神経刺激が起こり、一時的に筋力が上昇する傾向があるという点です。

コンパウンドセットはきついトレーニングですが、物理的には高強度ではありません。しかし、拮抗筋のスーパーセットは、筋力上昇によって使用重量が増加する傾向があるので、物理的な強度が通常セットよりも高くなる可能性があるのです。



つまり、スーパーセットの採用は、単純にトレーニング時間を縮めるだけでなく、トレーニングクオリティを語る上で最も重要な要素の一つである「強度」を高めることができる一石二鳥の手段となります。

時間を短縮できるだけでなく、筋肉に対する負荷を増加させることができるスーパーセット法ですが、効果的な分、きついトレーニングでもあります。

#24へ続く



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