エナジー2009年を代表するスポーツサプリメント第四位は、HALEO「ハイパードライブエナジー」です。

2009年に人気を博したスポーツサプリを2010年末の今頃になって紹介しているので、ハイパードライブエナジーを目にも耳にもしたことがないサプマスユーザーやスポーツサプリフリークもおられるかも知れません。

それもそのはず、ハイパードライブの派生品であるハイパードライブエナジーは、極一部の優良販売店のみで限定販売された非常にレアなサプリだったからです。

製造本数限定ながらも、当店ではうん百本のハイパードライブエナジーが瞬く間に完売!

当然ながら販売実績だけでも十分に2009年のスポーツサプリシーンを代表するサプリとして挙げることができますが、同時に多くのユーザーを虜にしたそのユニークな性能は、振り返って懐かしむ価値があります。

【ハイパードライブエナジーとは何だったのか?】

現在、トレーニング前に摂取すべきアミノ酸は、EAAと言われている。予算があるならば、EAAをベースにしたトレーニング前に摂取すべき栄養素を全て詰め込んだオールインワンサプリであるハイパードライブを使用すると良いだろう。

ハイパードライブエナジーもまたトレーニング前専用に開発されたオールインワンサプリである。ハイパードライブエナジーは現ハイパードライブに目的意識が高いいくつかの成分を加えた豪華版と表現しても過言ではない製品である。

今回は今では手に入らなくなった過去の名作であるハイパードライブエナジーを知ることで、現行のハイパードライブに予算が許す範囲で加えるべき栄養素を想像してみよう。



【エナジー効果:フォーカス力アップ】

ハイパードライブエナジーは脳内血流量や神経系の改善効果が高い栄養素をエキストラに配合することで、トレーニング時の集中力や筋力アップを増強する効果が高いプレワークアウトサプリメントだ。

それ故にハイパードライブエナジーの使用は、トレーニングサイクルにおける筋力増強期や仕事帰りのハードトレーニングに適する。

ハイパードライブエナジーの追加成分として、毛細血管の血流を高めて脳への酸素供給を増やすことでフォーカス力を高める作用が高いイチョウバエキスとビンカマイナーが採用されている。また、ビンカマイナーは血流改善だけでなく、脳内の神経伝達物質の利用率を高めるので、集中力や筋力を高める効果がある。

イチョウバエキスはアルファ波を増強し、興奮を伴わないリラックスした集中力を高める。この作用は同様の効果を持つ同じくハイパードライブエナジーの主成分であるフォスファチジルセリンとの相乗効果が期待できる。

イチョウバやフォスファチジルセリンの効果は、主に長期使用によって脳内環境やストレスホルモンレベルが改善することで徐々に発揮されるように解釈されがちであるが、即効性を示す実験結果もあることから、ハイパードライブエナジーユーザーが体感する周りの音が聞こえなくなるくらい静かな心で集中できるというフィードバックもプラシーボではないことが窺い知れる。




【エナジー効果:コルチゾールブロック】

筋トレをすれば超回復が起こって、段階的に筋肉が発達していくものと思い込み勝ちであるが、十分な栄養補給や休息が疎かになると超回復が叶わないように、トレーニング後に上昇する筋分解ホルモン「コルチゾール」が暴れるのを野放しにしておくとやはり超回復は見込めない。

ハイパードライブシリーズであるハイパードライブエナジーもまたコルチゾールレベルの上昇を抑制して、筋肉の無駄な喪失を防ぐフォスファチジルセリンが贅沢に配合されている。

そして、エナジー1回分に含まれるイチョウバエキスは、コルチゾールレベルを抑制するのに充分な用量を満たしているのだ。

コルチゾールレベルが高く維持されるとコンスタントな筋肥大が望めないばかりか、筋肉量が減ってしまうのだが、これら贅沢に高含有される二つの成分が働くことで、ストレスホルモンによる筋分解を防ぐことができるので、結果的に超回復が増強や継続されて筋肥大の達成が容易になるだろう。




【エナジー効果:脳機能維持とエネルギーアップ】

トレーニングによる慢性疲労や過度のトレーニングによって、コルチゾールレベルが高く維持されることは筋肉にとって好ましくはないのはもちろんであるが、実は脳機能にとっても危機的な状況を引き起こす。

ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌は適度な範囲内であれば全く問題がないが、過度に分泌されると海馬を破壊して短期的な記憶力の低下を引き起こす。また、それが長期になれば、シナプスやニューロンを破壊して脳自体を萎縮させるので、できて当たり前の事ですら忘れてしまう障害を招くのだ。

そして、その長期的な過度の分泌を引き起こすのは、トレーニングではなく主に日常生活におけるストレスが原因となるケースが多い。

つまり、誰でもコルチゾールの過度の分泌によって脳機能が低下し、意欲が可能性があるのだ。

ハイパードライブエナジーに配合されたフォスファチジルセリンもイチョウバエキスも元々はスポーツサプリメントではなく、脳を守って脳機能を高める為の健康サプリであった。しかも、ハイパードライブエナジーに配合された各々の用量は脳機能改善とコルチゾール抑制に充分な効果が期待できる実験で証明された量が採用されている。

ハイパードライブエナジーの継続的な使用は、ストレスホルモンに対抗することでコンスタントな筋肥大効果が得られるだけでなく、現代社会においては避けては通ることのできない様々なストレスから脳と心を守ってくれる働きがあるので、トレーニングだけでなく、何事に対しても意欲を維持することができるだろう。

ちなみいハイパードライブエナジーに配合されたカフェインは、筋力をインスタントに高めるのに役立つが、トレーニング前に意欲を高めるのにも効果的である。



【ハイパーV2にUP!を加える】

コンスタントな成長を望む人やハードトレーニングが連続する人、脳機能やメンタルタフネスが気になるビジネスパーソンには、ハイパードライブエナジーはワンサイクルどころか常に常備したい基本サプリとなるだろう。

ハイパードライブエナジーはもう手に入らないので、同等かそれ以上の効果を求める場合、現行のハイパードライブUP!を組合わせて使用すると良いだろう。

UP!1回分には、ハイパードライブエナジーと全く同じ用量のイチョウバエキス、ビンカマイナーエキス、カフェインが含まれている。

少々コストはかかるが、金額など気にならない人は、試すだけでなく継続してみる価値があるだろう。もちろん、ハイパードライブエナジーV2の登場をお祈りしても良いかも知れない。



【関連】
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