時短トレ鉄則6
「種目を厳選する」-後編


トレーニング時間が限られる時期や時間がない日は、パンプ感などによる化学的反応による筋肥大シグナルを得る方法は時間がかかるので、勇気を出してそれを削減してみましょう。

代わりに短時間で物理的なダメージを得られる種目を優先すべきです。

それは一体、どんな種目なのでしょうか?

基本的なトレーニング原則から、第一に残すべき優先順位が高いのは、ミッドレンジの複合種目でしょう。

最も重たい重量を使用できる多関節種目は、上手にさえ行うことができれば、ターゲットに対する刺激が大きい上、補助筋群やスポーツパフォーマンスの強化にも役立ちます。

当然ながら重たい重量を扱える複合種目の降ろすときの動作、ネガティブムーブメントが筋原線維に与える影響は筋肥大の重要な要因になります。



次に残すべき種目は、ボトムポジションでのストレッチ感が最大となるストレッチ種目でしょう。

ストレッチ種目の大半は、ターゲットの筋肉が引き延ばされた状態で最も負荷がかかります。この際のウエイトによって引き延ばされたオーバー気味のストレッチも、筋原線維を刺激する重要な要素と言われています。

ちなみにこの話は単に「ストレッチ種目を採用すればOK!」と言うペーパーテスト的な問題ではなく、その中身や過程が重要で 「ストレッチ種目も高重量で行う」事がキーになります。



時間がない場合は、筋肥大や筋力にとって重要な要素である

・重ための使用重量
・強い負荷によるネガティブムーブメント
・ストレッチ感

を満たせるような種目を優先的に残すようにプログラムを組み直してみましょう。

そして、それらさえ満たせれば、筋肥大的にもスポーツパフォーマンス的にも十分なインプルーブが可能なのです。

#14へ続く



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