時短トレ鉄則5「ボリュームから強度へ移行する」-前編

ピラミッド法を捨て、「いきなりメインセット法」を受け容れることができれば、トレーニング時間の大幅な短縮が見込めます。

そこから更に時間を短縮したい場合、セット数の設定について考えてみましょう。

何かしらの一貫したトレーニングサイクルを組んでいる場合、その環の中にレップ数セット数共に多めのボリュームを重視したプログラムを組込むことが一般的です。

ボリュームを優先するトレーニングは、トレーニング最中から直後の筋肉の張り具合が高まる所謂パンプ感が強いトレーニングです。

前回も少し述べましたが、近年ではこの強いパンプやその持続による筋内環境悪化をシグナルとする化学的反応が筋肥大のメカニズムの一端を担うことが解明されつつあります。

それ故に、トレーニングのサイクルの一環として、パンプ感を重視する期間を可能であれば設けた方がベターです。



しかしながら、パンプ感を重視したトレーニングは、レップ数やセット数並びに種目の数も多い、しつこいトレーニングになる傾向が強い(※)ので、非常に時間を喰うトレーニング方法になります。

言うまでもなく、時間がない人や時間がない時期の手法としては些か適しません。

そこでもう一つのオーソドックスなスタイルのトレーニングを採用するのが時間を短縮するには良い手段となります。

※ 例外的にストライブの可変抵抗カムマシン(ゴールドジムなど)や特殊な器具を活用すれば、1セットでも信じられないようなパンプを得られる

後編の#10へ続く



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