引っ越したらニホンミツバチを飼うと決めていたので、引越し後すぐに行ったのは、ミツバチの巣箱のオーダー。真冬なのに気が早い。

ミツバチの巣分かれが起きるのは春。

春先には、偵察蜂が飛び交って見つけてくれるかもしれないが、ただ、巣箱を設置するだけでは虫が良すぎる。置くだけで入ってくれるなら、巣箱設置の名人は要らない。

キンリョウヘンそこで準備したのは、蘭の一種であるキンリョウヘン。

キンリョウヘンの花に含まれるフェロモンは、ニホンミツバチを誘因する働きがあるのだ。

ただし、注意点が2つ。

近年のミツバチ減少に伴いキンリョウヘンの需要が伸びているので、価格が高騰しているという点。

そして、せっかく株を購入しても、花を付けるのに何年か要する点である。

ミツバチに早く来てもらう為のアイテムの成長に年月を費やしてしまうのは勿体ない。そして、クヨっているうちにも、値段は上昇する上に良品はソールドアウトしてしまうだろう。

よって、値は少々張ったが、花弁付きの開花見込みの株を注文した。

雨風を避けられ、直射日光の当たらない場所に巣箱とキンリョウヘンを移して待った。

しかし、蘭の扱いを知ぬ無知故の愚かさで、キンリョウヘンの花弁を落としてしまった!

これでは、今年は100%無理だ!

春が来ても、一向にミツバチの来訪はなかった。
それでも巣箱の中は汚れるので、管理は必要。


そろそろ巣箱の中を掃除するかと巣箱へ向かった5月末。
庭が凄く五月蝿い!

登場まさかと思って巣へ急ぐと、巣の周りはニホンミツバチでごった返していた。

先月、赤子が産まれた時以上の喜びが込み上げた。

慌ててカメラを取りに戻った。

入り口巣の入り口は、出入りに忙しい蜂達で溢れかえっていた。
動画を録ったり、接写したりこちらも忙しい。

一体、今までの苦労や気苦労は何だったの?
取り越し苦労か?

普通は中々入らないのに、こんなに簡単に入っていいものか?

そりゃやっぱ日頃の行いと言うヤツで、本人に全くその気がないけど、結果的にサプリ塾が世の中の役に立っているからでしょ(←病気)?

量産型一方、マスターが試作した廉価版のプロトタイプは・・・。

閑古鳥であった。

(しかし、廉価版による飼育もあきらめていない)


中ミツバチの入居以来、毎日、巣の前でミツバチ達を観察するのが日課となった。

可愛くて仕方ない。

ニホンミツバチは、病気に強い反面、ストレスには弱い。
気に入らないことがあるとすぐに引っ越してしまうのだ。

しかし、中がどうなっているのか知りたくてしょうがなかったので、覗いてみた。

はぁはぁ、上から作っていくのか〜。
この日から、建設状況を観察するのも日課となった。

#10 泣きっ面に蜂編へ続く



【関連】
マスターのD.I.Y! #1 ゼロ円財テク?
マスターのD.I.Y! #2 自分の居場所もDIY-前編
マスターのD.I.Y! #3 自分の居場所もDIY-後編
マスターのD.I.Y! #4 生き残りを模索するサプリ業界予測-前編
マスターのD.I.Y! #5 生き残りを模索するサプリ業界予測-中編
マスターのD.I.Y! #6 生き残りを模索するサプリ業界予測-後編
マスターのD.I.Y! #7 生き残りを模索するサプリ業界予測-オマケ編
マスターのD.I.Y! #8 ホビー養蜂道-プロローグ
マスターのD.I.Y! #9 ホビー養蜂道-始動編
マスターのD.I.Y! #10 ホビー養蜂道-オチ編