〜イントロダクション〜

大胸筋上部を発達させたい場合、有り難い教科書によればインクライン系の種目をやれば良いと言われているので、インクラインを頑張った。

けれど、月日は流れど、一向に変化がない。

それもそのはず、「インクライン種目を採用しさえすれば、大胸筋上部が発達する」という解答にすがったスタイルが間違っているからだ。

身体作りにおいて100点満点の解答は存在せず、絶えず模索とアップデート、そして多角的包括的思考を要求される事実に触れれば、その問題解決テクニックがあらゆることに応用可能になるだろう。



【ハチミツ好き?】

究極のハチミツとは何か?
最高級の製品か?レアな希少品か?未精製の荒々しい巣蜜か?

色々候補はあるが、自分で管理・採集したものもそのひとつであろう。

そんな理由や何やらで、サプマス移転を決意し、引越し先探しを開始した時からニホンミツバチを飼いたいと思い、構想を練りだした。

(さて、こっから先は、例の頭がアレなマスターのキチガイ節が炸裂するので、正常な人は読まなくてヨシ!です)

【多様な理由から成るミツバチの利点】

究極の蜂蜜が食べたいという理由一点だけでは、原動力を生む利点にはならない。

限られた面積で小さな菜園と果樹をやってみようと志したときに、ある問題が浮かび上がった。

1、果樹の半数は、自家受粉せず、他の亜種の花粉でないと受粉しない
2、雌花と雄花の開花タイミングが異なる物がある
3、確実な結実を目指す場合、人工授粉や薬剤散布が前提となる

これらの問題に対しては、数を植えることである程度の解決が可能であろう。

しかし、特に1に関しては、面積が限られる場合、受粉木を増やす余裕がない。

人工授粉や薬剤散布も、商売用のプロダクトの為ならまだしも「お遊び」においてそこまでやり遂げる根性がない。

そこで、ミツバチの出番となる。

ミツバチがいれば、受粉率が飛躍的に高まるだけでなく、品種違いの花粉を必要とする果樹の花粉や開花時期が異なる雄花の花粉まで運んできてくれるので、全ての問題が片付くように思える。

ところが・・・。



【ミツバチの集団失踪】

今、地球上で問題となっているのが、ミツバチの大量失踪である。
冗談ごとではないレベルでミツバチが消えているのだ。

蜂蜜が食えなくなるから大変!?
いやいや、この世の農作物の受粉のほとんどを担っているのがミツバチなのだ。

SFチックに食糧危機が迫っているのである。

原因は利権問題が大きいので詳しく書くと「ポア」されてしまうのでググってチョンマゲだが、この日本においてもミツバチの集団失踪は始まっているのだ。

なので、少なくなってきたと言われているミツバチをただ待つだけでは、虫が良すぎる。


【養蜂をサイクルの中に組み込む事が恒久的かつ究極の問題解決法だ】

失踪が相次いでいるのは、一般的な家畜としてのセイヨウミツバチだそうだ。

一方、日本の種であるニホンミツバチは、生産性や安定性は高くないが、病気などに強いため、セイヨウミツバチ亡き後の日本の農業を背負って立つ存在として今、脚光を浴びているのだ。

絶滅の可能性を持つセイヨウミツバチの飛来を期待するよりも、ニホンミツバチの飛来を待つよりも・・・もっと確実性が高いのが自らニホンミツバチのオーナーになることである。

マイリトル菜園&果樹園にミツバチの巣があれば、最初に挙げた受粉問題に対する究極の解決策、将来的な問題に対するサヴァイバビリティを持つことになるだろう。

#9始動編へ続く



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