学生時代は、スイミングのインストラクターをやらせて頂きました。
理由は、元スイマーという経験を少しは活かせる事と能動的な仕事内容だったからです。

平日5時間連続入水は当たり前、土曜日は7時間入水、飯食ったら今度は成人クラス・・・と働きに働いたので、すぐに時給は1,000円を軽く超えました。

それでも飽き足らなかったのか、子供の指導と大人の指導の間の空き時間利用やシフト上の隙間を埋める目的半分で、マシンジムのインストラクターに志願しました。

本当は、学費の捻出が最大の目的でしたが、家でチョコチョコ鍛えていたので、興味もあったからです。

ところが開始早々、すぐにマシンジムの仕事を辞めたくなりました。

退屈で退屈で、気が狂いそうだったからです。

当時は、専門のインストラクター以外がスタジオプログラムやフリーエリアプログラムを受け持つ事はまずありませんでした。

その頃のマシンジムインストラクターの仕事といえば、世間話と入会者のオリエンテーションくらいです。


自分から掛け持ちしたいと申し出た手前、やめますとも言いにくい。
何とかこの退屈から抜け出せないものか?

ついでにスイミングに比べて遙かに安い時給も上がるような良い手はないだろうか?

かなり後年になって知った高杉晋作の辞世の句「おもしろき こともなき世を おもしろく」の精神で、学生のマスターは徹夜で一遍の企画書を書き上げたのです。

プロローグ-後編へ続く



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