本編-5

Q:リーマンショック後の残業禁止から一転、嬉しい事に仕事が超忙しくなりました。その反面、トレーニング頻度は週1以下です。こんな状態でもサプリは飲んだ方が良いでしょうか?

今回も前回に引き続き、少しだけ具体的な残りやすい筋肉を目指すトレーニングについて考えてみましょう。

残る筋肉トレ-全体像編-後編

ポイント4
「インターバルは長め」


セット間や種目間のインターバルが短いと、使用重量が減少してしまうので、休憩を長く取ってその時その時の最高の重量でトレーニングするのが良いだろう。

ゼーゼー、ハーハーとならないとトレーニングした気がしない人もいるかも知れないが、強度重視の場合は息切れしないようなインターバルで行ってみよう。



ポイント5
「ストレッチ」


ストレッチ種目を目的通りにしっかりと行う。この際、単にストレッチ種目を選択するだけで安心してはいけない。

第一にウエイトを下げきったポジションでしっかり標的部位がストレッチされて負荷がかかるようなフォームで行うこと。

第二に軽い重量で行うのではなく、ウエイトの重みを利用して最大限のストレッチを得るために、一般的な常識からはずれた「自分なりの高重量」に挑戦すること。

これらをそつなく押える事で、実質的筋量である筋原線維のみならず、テストステロンが取り付くアンドロゲンレセプターまでも増やせる可能性がある。

テストステロンに対する筋肉の感受性が高い状態は、当然、低頻度トレや減量によるカタボリックに大いに対抗できるはずだ。



ポイント6
「ストリクト&ヘビー」


高重量トレーニングによる強度の高い刺激は、筋原線維上のサテライト細胞を刺激して筋原線維や筋細胞内細胞核を増やすと言われている。

ポイント5と同じ話になるが、でたらめに重たい重量を使用するのではなく、可能な限り広い可動範囲でウエイトを丁寧に上げ下げすることが重要になる。

一見相反しそうなストリクトフォームとヘビーウエイトをなんとか両立させようとするのが最大のポイントなのだ。



以上、具体的なポイントを挙げてみたので、何となく全体像がつかめてきたのではないだろうか?

#9へ続く



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