本編-2

Q:リーマンショック後の残業禁止から一転、嬉しい事に仕事が超忙しくなりました。その反面、トレーニング頻度は週1以下です。こんな状態でもサプリは飲んだ方が良いでしょうか?

水ぶくれ、栄養ぶくれ、エブリパンプによる見ため的な筋量も重要なのですが、この3つに頼ったアプローチのみで得た筋量は経験的には減量やトレ頻度の低下に弱いような気がします。

では、減量やトレーニング頻度低下に強い実質的な筋肥大・・・なんてあるんでしょうか?
ジムにおける経験的「残る筋肉」とは、栄養や水分、血流増加によるパンプアップ的な筋肥大とは異なる筋線維や細胞核の増加による正味量的な筋量アップではないでしょうか?

今日では、トレーニングプログラムの質や内容によって、筋原線維の増加や筋細胞内細胞核の増加が起こると言われています。そして、それが大きく肥大する筋肉とマッスルメモリーのメカニズムの一端を担っていると考えられています。

ご存じの通り、マッスルメモリー現象とは、トレーニングをしばらく休んで筋肉が一旦衰えたようにみえても、トレーニングを再開すると、水を得た増えるワカメのようにあっという間に元の状態に戻ってしまう現象です。

単純に筋細胞が膨らむのではない「筋線維や細胞核という実質的な筋肉の部品」の増加は、トレーニングをやめても維持され、また、再開されればそれらを最大限に活かして元に近い状態に復元されるようです。

同様に、筋原線維や筋細胞の細胞核が増えれば、減量しても簡単にはボリュームダウンしにくく、低頻度のトレーニングであってもサイズや筋力が維持されやすくなるはずです。

つまり、残りやすい筋肉とは、筋線維や細胞核が増えて肥大した筋肉と言えるでしょう。

では、その実質的筋肉の根幹を成す「筋線維」や「細胞核」を増やすには、一体どのような工夫をすればよいのでしょうか?サプリ塾塾生ならば、簡単に回答できるはずです。

#5へ続く



【関連】
忙し過ぎてトレできない #1
忙し過ぎてトレできない #2
忙し過ぎてトレできない #3
忙し過ぎてトレできない #4
忙し過ぎてトレできない #5
忙しい人のウェイトトレーニングアプローチ
週1トレーニングで、結果を出すトレーニングアプローチ
筋肉量の減少?