Q:ジムに行くと貸し出し用のベルトがあるせいか、トレーニングベルトをしている人が多くみられます。僕もした方がよいでしょうか?

この話の柱は、スミスマシンの話と同質と言えます。

つまり、ジムでみかけるトレーニングベルトをした人の70%が「ただ、何となく、皆がしているから自分もしている」と言う人達でしょう。

何ら明確な目的もなく、漠然とアイテムを使用している人は、多いモノです。
では、トレーニングベルトを使用する明確な目的とはなんでしょうか?

ひとつは、腰部の保護と言われています。
ベルトを巻く事で腹圧が高まり腰椎が安定するので、腰周りを保護できると考えられています。

上記の理由から、ヘルニアや腰痛を抱えている人には、トレーニングベルトの着用が推奨されているようです。実際にもそれらの人々のベルト装着率は高いと言えるでしょう。

ここで問題なのは、ただ装着しているだけで安心してしまっているトレーニーが多いという事です。

腰椎の保護効果があるであろうと言う腹圧を高めるのは、それなりのコツがあります。そして、何よりトレーニング中の動作の間も腹圧をキープしないといけません。

これら2つの注意点をおさえて、初めて目的通りの効能が期待できるはずで、ただ巻いているだけでは、単なるファッションかデッドウエイトにしかなりません。

また、ベルトによって腹圧を高める事ができたとしても、必ずしも腰椎保護が達成されるとは限らないので、その辺の理解や探究も必要でしょう。

中編へ続く



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