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「2009年9月のアスリートコラム」は、花澤13選手の総合格闘技コラムです。

2009年8月の22日(土)に開催された金網デスマッチ「ケイジーフォース」では、1ラウンドパウンドによるTKOによって手堅く勝利を収めた13選手の名古屋修行時代編Part.4です。

今回は、「こんなトレーニング方法があったとは!?」、「格闘技漫画の世界のような荒修行!」と言うような感想を懐かなくもないようなトレーニング方法を解説しています。

総合格闘技はフィジカル勝負の時代に #22
〜名古屋修行時代・姿勢を維持する〜


サプリマスターユーザーの皆さん〜こんにちは〜皆さんはいかがお過ごしですか?

僕は決定ではありませんが、6月4日に異国の地で試合をする事になりそうです。
ま〜決まったら何事も経験だと思い戦いに挑もうと思います!

僕の近況はこの辺にして今回のテーマも名古屋(正式には刈谷市ですが)に行き自分自身のフィジカルで足りていないと感じた部分の強化作戦について語らせて頂きます。



以前のコラムでも少し触れましたが、名古屋(正確には刈谷市)修行で自身のフィジカル部分で姿勢を維持する力が弱いという事に痛感しました。

どういう事かと言うと、このコラムでも岩倉さんの打撃理論については紹介させて貰いましたが、とにかく内側に絞るように指導されていると書きましたが、もう一つとして〔絶対に体が伸びない〕ようにとも指導されています。

今まではそんなに意識した事はありませんでしたが、岩倉さんの打撃指導ではとにかく軸足(右のパンチやキックの際には反対の左足)をしっかり粘るようにと言われます。

理想としては少し沈むくらいだそうです。



ただ、これを実行しようとしてかなり意識をしても…気が付けば膝が伸びてしまいます。そして腹をしっかり噛んで構え、打ち込んだ際にさらに深く噛むようにするのが理想だそうです。

ですが、気を抜くとすぐに腹が伸びてしまいます。

何故出来ないのかを考えた時に、僕が今まで取り組んできたフィジカルトレーニングには姿勢を静止もしくは維持させる為の種目がほとんど無かった事に気付きました。

全てのテクニックがそうだと思いますが、身に付けようとすれば技術的な部分での向上はもちろんですが、その動きを実現させる為のフィジカルの向上も当然必要になると思います。

そうした事からそれらの弱点を克服する為に名古屋(正確には刈谷市)修行で新たに指導された練習方法を紹介したいと思います。



1 馬歩

中国拳法の静止する鍛練方法で足を肩幅くらいに開く。
両爪先を少し内側に向ける。
腰は出来るだけ落とし両膝を爪先より前に出す。
しっかりと腹筋を噛む。

骨盤の上に背骨を乗せる感覚で頭が腰の上(どうしても前傾姿勢になり腰は後ろに下がり、頭は前に行ってしまいやすい)にあるようにする。

肩甲骨をしっかり伸ばし両肩を下に落とした(シュラッグでのボトムポジションみたいな感じ)出来るだけ前に出す。

両腕を両肘を下に向けて出来るだけ間隔を縮めて腕を伸ばす。
そして顎を引いた状態で静止する。

最初は腰を落とすのが筋力だけでなく柔軟性の部分でもかなり難しいのですが…少しずつでも腰を低くくしていきます。


時間は最初は3分でやらされました。
少しずつ伸ばした方が良いのでしょうが、まずは時間を伸ばす事よりもしっかりとした姿勢を作っていく事が重要だと思います。


余談ですが、馬歩という名の由来は馬に乗った姿勢に似てるいかららしいです。応用として両足を完全にくっつけた(爪先も踵も付ける)状態で、足を肩幅の倍くらいに開いて、も行います。

※中国拳法について詳しく知りたい方は原作・松田隆智、作画・藤原芳秀の漫画〔拳児〕をぜひ読んでみてください。

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