トレーナーやショップ店員に勧められるがままに買ってしまったプロテイン。

いざ、飲み始めてみると、大きな効果が・・・お腹ゴロゴロでユルユルになっちゃっタイ。



「プロテインで下痢!?」
プロテイン摂取によって、下痢を起す事は確かにある。

下痢をしつつも、飲み続けないと筋肉が付かないのか?
サプリマスター的には、もちろん、No!だ。

下痢に絶えながら、続ける必要など全く無いが、プロテインでお腹が緩くなる原因は様々なので後学のためにも知っておいた方が良いだろう。



さて、一体全体、どう対処したら良いものか?

名物サプリマスター的発想で言えば、「元からプロテインを飲まなければ良い」となる。

また、プロテインの問題は意外に深いので、その対策は包括的かつ多角的に行わないといけないので、ピンポイント的な方策で解決することは少ない。

ただ、いきなり、この問題を俯瞰する事はできないので、一個一個、各個撃破で考えてみよう・・・。



「プロテインでお腹が緩くなる原因 2009-1」
原因1:あなたが乳糖不耐性である

一般的に日本人の約80%(※)が成人になるにつれて、乳製品に多く含まれる「乳糖」と言う糖質の分解を苦手とする乳糖不耐性になると言われている。年齢と共に、腸内の乳糖を分解する分解酵素ラクターゼの生産量が低下するためだそうだ(※2)。

乳糖不耐性であるにもかかわらず、乳糖を多く含むタイプのプロテインを使用した場合、乳糖を分解できないために、お腹が緩くなったり下痢を起す可能性がある訳だ。


対策:
・プロテインを乳糖を含まない製品に変更する。
例)ホエイプロテインアイソレート(WPI)、大豆、ペプチド製品


・プロテイン摂取時にラクターゼ(乳糖分解酵素)を摂取する。
これなら、とりあえず身体に合わなかったホエイコンセントレート(WPC)製品等を廃棄する必要が無いだろう。


あ、もちろん、折角WPIやソイ(大豆)を採用しても、牛乳でシェイクしたら元の木阿弥でっせ!

また、プロテイン摂取量を減らしつつ、適応するまで待つと言う方法もあるだろうが、どうだろう?

今回、紹介したのは、数多くの原因のひとつなので、慌てない事!

※ 80%ってのは、本当かな〜?

※2 マスターは支持しないけど、「ヨーグルトを食べてお通じが良くなるのは、腸内環境が改善されたせいではなく、含まれる乳糖によってお腹が緩くなったからだ!」と過激な説を唱える先生もいる。

#3へ続く



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