グルト最近、朝食時に食することが多いのがキウイ+ヨーグルトの組合せ。

何故か?
まず、スーパーに行くと、最近では国産のキウイの扱いが圧倒的になってきているからだ。

輸入物のような長い輸送の際のポストハーベストや検疫の際の消毒等の心配が無いと言う「イメージ」もあるが何より国産の方が安いと言う逆転現象が起きているのが一番のポイントだ。

また、小岩井の回し者ではないけど、小岩井「生乳100%ヨーグルト」が他のヨーグルトとは一線を画するブルガリア時代を思い出すほどの旨さで、病み付きになっているからだ(ブルガリア行ったことないけど!)。

そして、キウイフルーツがフィットネスマニアの必須アイテムであるもうひとつの理由、それは・・・?
ご存知の方も多いと思うが、キウイフルーツには「アクチニジン」と言うプロテアーゼ、すなわち、タンパク質分解酵素が多量に含まれる。

キウイの汁が唇に付いたままだと、ヒリヒリしたり痒くなる人も中にはいるだろう。その原因が分解酵素のアクチニジンなのだ。

何度か解説したが、タンパク質は胃酸やプロテアーゼによって細かく分解されない限り吸収されないのだ。

つまり、プロテアーゼを大量に含むキウイとタンパク質食品を同時に食せば、タンパク質の正味の体内利用率が大きく向上する事請け合いなのだ!

また、キウイパワーは同時に摂取したタンパク質食品やプロテインの消化吸収を促進するだけではない。キウイフルーツには、ビタミンCと食物繊維が豊富に含まれるのだ。

特にキウイに含まれる糖質と食物繊維のコンボは、体内でシンバイオティクス的な効果を発揮し、消化を助ける効果と相まって腸内有益細菌を増やすと言うのだから、食べるっきゃない。

そんなワケで、朝のヨーグルトやプロテインにキウイを加えてみよう。そして、もしもプロテインがお腹に合わず、捨て切れずに持余してしまっている人がいたら、是非一度、キウイとの同時摂取を試してみよう。

ちなみに、キウイアレルギーの人は意外に多い。小学校の給食におけるトラブルが多いのが確かキウイのはずだ。重篤なアナフィラキシーショックを起す事もあるので、お子さんをお持ちの方は、小学校に上がる前に、一度、少量のキウイで実験しておくべきだろう。

あと、ヨーグルトを食べるのは、お腹の為ではなく単に美味しいから。

#2へ続く



【関連】
タンパク質消化を促進せよ #1
タンパク質消化を促進せよ #2
食べることもトレーニング!まとめ