ストラップVSフック新発売の鬼の爪「リフティングフック」を早速試す。

まずは、ウエイデッド・チンニングから。
「うっ!痛い、痛い。脇の下の筋肉が痛い!」

次ぎは、ワンハンド・ロウ。
「いつもと同じ重量だけど何故かキツイ!」

最後に、デッドリフト
「さすがアイアンネイルだ。高重量でも何ともないぜ」

そして、翌日(※)、背中のあらゆるパートに酷い筋肉痛が。
リフティングフックを使用すると、手を握り込めないので、通常のストラップやパワーグリップよりも前腕や上腕二頭筋に力が入り辛いようだ。

その為、補助筋群の力を借りないので、総合的な使用重量は落ちる傾向があるようだ。その代わりに、背中の筋群へのアイソレート感は抜群となり、背中だけをピンポイントに刺激したい方やボディビルディング的アプローチの方、弱点克服目的の方に最適と言える。

対して、ストラップやパワーグリップは、若干の握り込みがあるので、総合的な使用重量を重視する場合は、コチラがよいだろう。

感覚的には、以下のようなイメージとなる。

「背中のアイソレート感」
リフティングフック>ストラップ>素手


「使用重量」
ストラップ>リフティングフック>素手


マスターの場合は、総合的な使用重量を重視するので、ストラップの方が好みだ。また、パワープルやツーアームダンベルロウなどシャフトを握りこむ必要がある種目を行う事もあるので、ストラップの方が汎用性が高い。

リフティングフックは、汎用性は低く、完全に背中専用と言える。初心者や長年の経験にもかかわらず背中を上手く使えない人の背中の発達に向くだろう。また、上級者のトレーニングサイクルの一環として、ストラップと併用するのも良いだろう。

そんな感じで、それぞれの特性を把握した上で、自身の目的に合わせて選んで下さい。

※ ちなみにマスターは、遅発性筋肉痛が当日から始まる



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