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えせトレーナーのトレーニング講座 Vol.16
「超回復のタイミングを逃さない! 分割法 前編」


筋肉は、レジスタンストレーニングによる負荷によって、筋線維に微細な傷が着く。その筋肉の損傷や炎症、疲労物質蓄積をシグナルとして、各種同化ホルモンの分泌や栄養素の流入が促進され、回復モードへ移行する。

この際の回復が上手く成された場合、前回よりも極わずかながら筋量や筋力が増加する事を超回復と言う。筋トレを行い、向上しようとする場合、この超回復を目指すわけだ。
しかし、この超回復による筋力アップは、すぐに起こるものでもなければ、いつまでも続くものでもない。超回復が起こるには、ある程度の時間を要すると共にピークが存在する。

つまり、トレーニング後の筋力は、山形に近い曲線を描く。山の頂点である回復の頂点の時点で、再度同一部位のトレーニングを行えば、前回より高い質のトレーニングを課す事が可能となり、更なる成長へとつながって行くのだ。

一方、山の斜面の期間に、同一部位のトレーニングを行っても、完全に回復が終わっていないので、前回と同様どころか、前回以下のトレーニングしか行えない可能性が出てくる。これらを加味すると、同一部位への刺激は、あまりに連続してはいけない。

例えば、同じメニューで毎日トレーニングしても、超回復は起き難いと言える。トレーニングを週に数回、あるいは毎日行う場合、同一部位への頻繁な刺激による超回復阻害を避けるために、分割法が用いられる。

分割法とは、全身をいくつかのパートに分けてトレーニングメニューを細分化する事である。全身を6つ以上に分け6つのメニューを日替わりで行う6分割や最も簡単なAパートとBパートに分けて行う2分割など、錬度や目的、トレ頻度、シチュエーションによって使い分ける。

分割法は、一見、中〜上級者用のテクニックに思えるが、神経系の発達や回復から考えると、トレーニング初心者やホームトレーニングの人も用いるべき重要な手段である。

今回は、初〜中級者向けの分割プログラムの「一例」を紹介しよう。

・・・後略(※)

※ 更に詳しい内容は、店頭及び通販でお買い上げの際に、付属します。


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