「まとめ 中編」

前回の内容をおさらいすると、政府が増税を発表した場合、普通なら「これでゲインが得られる」よりむしろ、「その前にやることあんだろ?」と思うよねと言う話になる。

つまり、増税の前に、無駄な支出を抑えるのが先じゃね?と言う考えだ。

そして、支出の増大に合わせた増税と言う栄養補給は、効果はあるかも知れないが、効率が良いと言えないだけでなく、大きな欠点を持つ。
それは、増税分のゲインが下まで降りて来ないと言う現象だ。

従来の方法では、漏れ出た量以上の大量のアミノ酸を補わないといけないのだが、体質によっては、それが叶わないケースが多々存在する。

タンパク質を大量に補給しても、消化分解過程と運搬同化過程において不利な人が多いからだ。または、最初の比喩同様、大量に納付されたはずのアミノ酸が、本命の筋肉ではなく他の部位に大量に流れ込んで無駄遣いされてしまっている可能性もある。

穴の空いたダムに水を張るには、穴からの流出量Aよりも、川からの流入量Bの方が大きくないといけないが、人によっては川の幅や流量に問題があって、上流で如何に雨が降ろうと、流入量Bが比例的に増えてくれない事があると言うことだ。

これら、多くの日本人が抱える「消化」「吸収」「運搬」「同化」過程の問題を視野に入れれば、ますます単純に上から足すだけの従来の栄養摂取法の欠点が見えてくるのだ。

#8へ続く


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