「まとめ 前編」

筋分解、筋分解、筋分解・・・。

そんなに、筋分解が大変な事なのか?一大事なのか?

「いっぱいご飯を食べたら済むんじゃないか?」
「そんなん、ようさんプロテイン飲んだらエエネン!」


訝る人もまだまだいるかも知れないので、これまでの話をまとめつつ核心に迫ってみよう。

日常生活での低血糖、高強度の運動、長時間の運動、ストレス、仕事における運動、etc・・・これら気を抜いても抜かなくても起こりがちな原因によって、筋肉は分解され、身体の燃料として利用されてしまう。

我々がトレーニングや栄養補給に励むのは、もちろんゲインを得たいからだ。
インプルーブするためだ。
筋肉を水風船に例えて考えてみよう。

我々は、筋肉と言う水風船を大きくしたい訳だ。
そのために、アミノ酸やブドウ糖などの栄養を水代わりに水風船に注ぎたい。

しかし、実のところその水風船は、オカモトもビックリの薄々で、たくさんの穴が空いているのだ。筋分解というその穴から、水たるアミノ酸が駄々漏れしてる訳だ。

これまでの古典的な栄養補給は、穴あき風船に水を入れ続けるようなものだ。すなわち、足元や供給経路を見ずに、栄養を更に上から上から足すだけの手法である。

漠然とひたすら上から足す従来の古典的栄養補給だけで、ゲインと言う筋量増加を達成するのは、中々に難しい事がイメージできただろう。何故なら、ゲインが起こるには、漏れ出た分以上のアミノ酸供給が実現(※)されないといけないからだ。

以上の事を理解できれば、まず最初に筋分解を防ぐ事で穴を塞ぎ、アミノ酸の流出を抑える方が建設的かつ、高効率だと言う事に気づくだろう。

諸君、激しい運動時の液漏れを防ぐためには、念のために水風船をTLCの数より多めに重ねておこう(何のこっちゃ)!

#7へ続く


※ 簡単なようでいて、難しい!


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