【序】
何でも最近、世間はメラミン一色。

汚染米やアフラトキシンから眼を逸らすためじゃないかとついつい邪推してしまいますが、もう一つ気になるのは、中国産乳製品が「何でメラミンを含有するのかと言う背景や理由」(※)があまり説明されていないように感じる事です。

新聞をとっているのに、元が取れるくらい読んでいないせいかも知れません。


第一部「沖縄産パイナップルが食べたい」

この前テレビを観ていたら、沖縄のパイナップル畑が映っていました。とても美味しそうでしたが、ハタと気付く!

少々値が張る代わりにデパートよりも食材の品揃えが良いスーパーにも沖縄産マンゴーはあってもパインは売っていない事に。

身銭を切る覚悟があっても食べられない。
小金を持っていても食べられない。

沖縄産パイナップルは、誰の口に入るのだろう?



第二部「シンプルイズベストと言うは易し」

僕は好きなんですが、世間では評価の低い「機動戦士Vガンダム」の中で
「MSってのは、このガンイージみたいにシンプルな方が頑丈でいいんだ!」
シュラク隊隊長ジュンコ・ジェンコは、複雑な可変合体機構を有するマルチプル・モビルスーツ「ビクトリータイプ」をみて、そう評しました(小説版だったかも)。

ところで、皆さんは、キャドバリーのミルクチョコレートを食べた事があるでしょうか?

中国系現地生産キャドバリーの原料乳にもメラミンが発見され、少々、残念ですが、チョコ星人である僕の中では、マスプロダクトチョコの中でキャドバリーは世界一の美味しさです。

食べてみて解ることは、良いカカオさえ手に入れば、日本の各メーカーが誇る○○製法など必要としなくても美味しいチョコを作る事ができると言うことです。

つまり、「プランテーションなどを持たない日本には、多少のお金があってもロクな素材がまわって来ない事が、日本が誇るカカオ精製技術を生んだ」と言う説を舌で理解する訳です。

これは、「本物のカカオ」に限らず、コーヒーやオリーブ油等々、他の食材にも言える事で、さらに多くの食材は、船便でドンブラやって来るので、宗主国のオコボレ的品質問題(妄想)だけでなく、アフラトキシンの問題を孕む訳です(→序に戻る)。

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※ 中国などから原材料を輸入している外国製プロテインやアミノ酸は、大丈夫か?メラミンはタンパク質の水準を高く見せかける効果があり、価格を左右するタンパク質含有量を水増しするために添加されると言われている。



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