幽霊:
いない。見える人は、脳に(省略)。


魂:
本当はないかも知れないけど、あると思って生きていたい。


未確認飛行物体:
何度か見た事はあるが、それが宇宙人の乗り物とは限らないだろう。でも、地球外生命体は、種々雑多、地球に観光に来ていて、ハンター×ハンターやバガボンドの続き、毎年の甲子園が楽しみでついつい滞在を延期している奴もいるのでは?


UMA:
たくさんいるだろう。
いつか捕まえたいものだ。


そんな、幽霊なんているはずないと思っている割にマスターは、ライトからグロまで、色々、体験しているので、2008年のサプリ塾のお盆のネタは、怪談系でいこうと思っていたら、すっかり忘れてました。

覚えているうちに、ひとつ残しておきます。



第一夜:「アレ」

かつての僕は、中学3年生から10年以上続けて、年に1回、とある島のとある旅館に泊まりに行くのが慣わしであった。

海が目的で、いつも夏に泊まりに行くのだが、お盆に泊まったのは、ある年一度きりだ。

霊場としても知られる島のお盆だけあって、夕方になると、どこを歩いてもヒグラシのネをバックに太鼓の音がここそことなく響き渡る。

例年同様、海で1日遊んで、いつも通りの夕食を食べて旅館に戻ると、ひとつだけいつもと違う出来事があった。



旅館のおばさん達が、
「今日は、お盆だから、窓を閉めて寝て下さい。窓から魂が迷い込んで来るから」

更に真剣な顔でこう続ける
「クーラー代が欲しいわけじゃなくて、本当に入って来るからお願いします」

10年以上、その旅館を利用しているが、そのようなことを言われたのは、後にも先にもその年だけであった。

その時は、「この人達は何でそんな迷信に必死なのだろう?」と思ったくらいで、少しの恐怖も興味もなかった。



やがて、寝付くが、遊び疲れで起きるはずが無い深夜に、ふと目が覚めた。

窓の障子を見やると、おびただしい数の光の玉が右から左へグネグネと移動していたのだ。

「灯台の光?道路側からの車のヘッドライト?」

頭の中で必死に自分の理解できる現象を無理にでも当てはめようとしたが、その圧倒的光景の前では無意味だった。



それは、正に我々が一般的に想像する「魂」や「人魂」の姿と動きをしているのだ。しかも、どうやら、窓の外を横切っているのではなく、旅館の周りを廻っているような感じがした。

尋常ならぬ雰囲気か、その光のせいか、横の友人も目覚めて悲鳴に近い声をあげた。
「何、コレ!!」

すると、寝ていたと思っていたもう一人の友人は、既に気が付いていたらしく
「何でもないわ!うるさいから、わめくな!」
と男っぽい台詞をはいた(後の告白では、彼は怖くてみていられなかったので、強がりを言ったそうだ)。



恐ろしい光景と言うよりは、むしろ、神々しく美しい現象であったが、今考えると非常に勿体無いことに、障子を開けて正体を確かめる事もなく、理解不能の出来事に視聴覚を塞いで眠りにつくことに徹した。

当時も今も、アレが何であったかは、理解できない。

ただ、数年後、当時の旅行メンバーで、対角の部屋に泊まっていた女の子とその話をする機会があった(僕達の部屋は海側。女子の部屋は山側)。

「やっぱり、あの時のは、『魂』やんな!?宿の周りを廻っとったやんな〜?」

第二夜へ続く



【関連】
サプリマスターのちょっと怖い話 第1夜
サプリマスターのちょっと怖い話 第2夜