「●流がブームらしぜ(笑)」
何度か紹介しているが、最も好きな小説はギャビン・ライアルの「最も危険なゲーム」。

この物語に、ベイコと言う小悪党が出てくるが、
「最近では、トナカイですらベイコが悪党であると薄々気付いているようだ」
という表現が無性に好きだ。

ところで、世の中は、欺瞞工作や情報操作によって、我々が勘違いしている事や思い込まされている事柄も多いが、時に必要悪でもあるので、一概に否定ばかりできない。

そんな中、
「これはちょっと、情報操作が足らな過ぎじゃないの?」
と思うのがJR・・・。

「近頃では、野良犬ですらJRが滅多に訴えない事を知っているようだ・・・」
?「男の愚痴」
マスターが子供の頃は、悪戯や自殺で電車を停めると、莫大な金額を請求されると脅されたものだ。私鉄では、未だに請求するそうだが、どうやら彼の会社は逆に請求される方が好きなようだ。

そんな不満を漏らすのも、
「先ほど、踏切内に人が立ち入ったとの情報が」
「先ほど、踏み切り非常ボタンが押され」
「線路内に人影が・・・」
「だって、」

ほぼ、毎日のように、悪戯であろう「不確定情報」によって電車が遅れるからだ。
悪戯如きに右へ左へ翻弄されるとは、何たる高度情報システムだ。

毎日の日課の如く遅れが続くと、遅れに対する怒りより、
「で、その悪さした奴は捕まえたんかい?」
と言うゴシップの方が気になる。

と言うか、やはり再発防止には、捕まえる、やる時はやる事を見せ付けないといけない。しかし、悪戯と飛び込み自殺が全く減る様子がないのは、やはりプロパガンダが足らないからだろう。



「共感:その1」
2008年7月11日(金)
神戸駅、19時55分発の姫路方面の新快速に飛び乗る。

何でも後続で人身事故があったらしく、これが当面の間は最後の西行き電車らしい。
さながら、発車間際ギリギリの999に間に合った鉄郎の気分だ。

「これを逃したら、お家に帰れなかった!」
良かった。良かった。
普段の殺伐とした空気の通勤電車内と異なり、今日だけは周りの人々も同じ気分を共有する同志だ。



「惨劇」
ライトアップされた明石大橋が南側に映る。
何年観続けてもその巨大建造物は、飽きさせず、高揚感を与える。
もう直ぐ明石だ。

耳を劈く、ブレーキ音が「ドップラー」と響く。
不許和音の中、電子音に気付く。
あら?アラ〜ト!?

速度が落ちて停車寸前になると更に、気付く。
眼前の男が、壁に向って話しかけている。
良く見ると、非常停止ボタンを押して、車掌と会話しているようだ。

「どなたか、急病人ですか?」
停車後飛んで来た車掌。

男は、
「舞子駅通過時点で、横揺れを感じました」
「○○Hzくらいの・・・」




「共感:その2」
ヘルツと来たか!
そうですか!

「揺れてへんやろ!」
「勝手に止めんなや!」


騒然を通り越して、暗澹とする車内。
この日、我々は、またも同じ感情を共有した。



「喜劇」
運が良かったのか、悪かったのか、最後の電車に乗れたも、結局帰れなくなった人達。
怒りを通り越して、唇が上ずる。
最早、これは、コメディだ。
メロスは、激怒した・・・が、直ぐにニヤケた!
そして、早くも諦めた(メロス失格)。

皆怒っているが、そんな事より、気になってショウガナイのが、

1、この男は、本当に異音や異常を感知したのかも知れない
2、この男は、日本に微弱なダメージを与える工作員で、「後続の電車が来ない→もっと困らせてやれ」
3、この男は、強迫性障害かも知れない
4、ストレス発散行為、悪戯
5、もっと悪い奴

きっと、3だろう。
脳内セロトニン不足かレセプター感度が悪そうだ。きっと、家の鍵をかけたかどうかの、確認行為に日々忙しい奴だろう。

いや、清ました顔して、4かも。
物凄い、役者、かつ肝っ玉だ。

5だったら、いやだなぁ〜。
電車遅れる→明石で人がいっぱい乗ってくる→爆弾ボカーン!

なんて顔を見ながら30分ほどプロファイリングしていたら、電車が動き出した。



「驚愕の化石体質」
明石に到着。
待ち構える鉄道マン。

事情徴収を受ける中、鉄道警察登場。
「俺達の棲家がどう揺れたってんだ?詳しく聞こうじゃないか!」
そして、連行される男・・・。

・・・なんて、展開にはならなかった!

「え〜とねぇ。お兄さん、大丈夫だから。あと、つかえてるから発車するよ?」

えーーー!!!
詰問、指紋もないどころか、住所も名前も聞かないんですか?

そして、更に西明石駅で、停まる事30分。
彼は、その西明石駅で、さっそうと下車して帰って行った。
悶々とした空気だけを残して。


「おまけクイズ」
さて、今回の悪者は誰でしょう?
1、男
2、JR
3、1と2を許す社会

答えは、4のJRを利用しているマスター!
「少年!都会に出稼ぎに行くと言う事はこう言う事だー!」



「余談」
この電車には、「勝手知ったる少ない友」のうち二人も乗り合わせていた。しかも、一人は電車通勤者ではない。