Q:この春より、就職しましたが、これまでのように頻繁にトレーニングに行けなくなりました。以前は、週4回、2分割のトレーニングをしていましたが、今は週に2回ほどしかトレーニングできません。

この場合、分割せずに全身のトレーニングを週2回行うべきでしょうか?



そうですねぇ・・・それで、結果が出るならそのやり方で良いと思います。

それとも、トレーニング強度も使用重量も落ちて、筋肉量も減ってしまうようでしたら、やっぱり考え方を変えないといけないでしょう。

週に2回しかトレーニングに行けないのなら、個人的には、2分割のトレーニングを行う方が良いと思います。つまり、同一部位のトレーニングは、週に1回といった頻度になります。
今まで、同一部位を週に2回前後刺激していた人は、トレーニング頻度を落とす事に、抵抗や不安があるでしょうが、やってみれば何ともないものです。

要はやり様。
強度の設定を変えれば良いのです。

次回の同一部位のトレーニングは、7日後になるので、
「7日間かかって、ようやく回復するようなダメージをトレ部位に与える」
というようなイメージでトレーニングすれば良いのです。

もちろん、実際にそこまでのダメージを与えてしまうのは、一般的には筋肉の成長にはマイナスとなるので、あくまでイメージ、心意気の問題です。

実際には、
1、使用重量を以前より、重くする。
2、フォーストレップを部分的に採用する。
3、レストポーズ法を部分的に採用する。
4、チーチングを上手に活用する。
等々、少々、上級のテクニックを用います。

これらのポイントは、テクニックを駆使し過ぎず(※)、ほどほどにやる事です。やり過ぎると、1週間経っても超回復が起こらないと言われています。

今回は、週1回しか同一部位を刺激できない場合は、「以前より強度を高めて7日かかって超回復が起こるような『イメージ』で、トレーニング強度を高めましょう」という話。

トレーニング頻度考 2008−2へ続く


※ 何処のジムにも、年がら年中、毎回毎回、フォースレップしまくりんぐの年がら年中、同じ身体のおっさんがいるでしょ?


【関連】
トレーニング頻度考 2007−1
トレーニング頻度考 2007−2