最も危険なゲーム極々、稀に、「マスターの勉強法などを教えて下さい」とのメールを頂いたりします。

「己を知れ!」などと偉そうなタイトルの話を書いてしまいましたが、いざ、自分の事を訊かれるとうまく答えられません(よし、タイトルを修正しよう)。

特に勉強に関しては、なおさらです。
今まで、机に座って勉強したことがないので、これと言った勉強法を持ち合わせていないからです。

もしも、自分を過大評価するなら、インプットよりもアウトプットの方が多いタイプなのだと思います。

例えば、サプリ塾の日々の話の作成スピードは、自分で言うのも何ですが、かなり速いです。19時半の閉店後に居残って書くのが、「変」だからです。
そんなワケで、とても本やアンチョコ片手に打っていては、仕事になりません。
頭からダイレクトに、PCへと文章化します。

しかし、出力>入力であっても、少なからず外からの知識は必要です。

その知識の根源になったのは、恐らく「繰り返し」でしょう。
とにかく僕は、同じCDやDVDを何回も、何回も見聞きします。音楽なら自分にコピーするが如く、眼をつぶれば再生できるくらい聞き込みます。それこそ、CDやDVDの溝が擦り切れるほどです(ジョーク)。

小説に関しても、写真の通り、何十回と読むので、ボロボロです。
ちなみに、写真は本日持ち合わせていたギャビン・ライアル「最も危険なゲーム」。ジャックヒギンズの「鷲は舞い降りた」に至っては、ボロボロになり過ぎたので、もう1冊買ったくらいです。

栄養やトレーニングの本に関しても、ほぼ同じです。同じ本を完全に消化しきるまで、何度もよみ返します。その繰り返しによって、情報がペプチド状態まで消化されて、自分に吸収されるのだと思います。

これらの危険性は、サンプルの件数が少ないと、情報が偏ってしまう事です。だからといって、勉強事に関しては、似たような本を何冊も読めばいいと言う訳ではないでしょう。逆に、吟味されない未消化のままの処理で、次の情報を入れても混乱してしまうかも知れません。

何と言いますか、漫画「るろうに剣心」に出てくる「牙突」みたいな感じ(※)ですが、何か思い出したら、また、書いてみたいと思います。

※ その漫画に出てくる新撰組は、必殺技になるまで、同じ技を磨くとかなんとか