ステップ1「自分のリーチを知ろう」

複雑な動きの入る競技はもちろん、単純な動作のトレーニングにおいても、自分の腕の長さを知ることは重要である。

例えば、ウエイトトレーニングにおいては、腕が長いとデッドリフトや背中の引く(ロウ)種目などが得意と言われている。逆に腕が長いと不利なのは、ベンチプレスやショルダープレスなどのプレス系とされる。

では、早速、リーチを測ってみよう!



リーチ?【リーチの測り方】
壁を背にして、腕を水平に指を真っ直ぐ伸ばす。
ちょうど、タイタニックのポーズだ。
いや、アラレちゃんが走るポーズだ。
手の平は、壁に付けるそうだ。
メジャーで測ってもらおう。

「せ・先生。乳首にメジャーが当たってヒヤッとします」

「うむ。それは間違った測り方だ!」




【リーチを知るとどうなるの?】

リーチが自分の身長と同じくらいの人(±2cm)は、中胚葉型的体型かもしれない。
ウエイトトレーニングにおいては、オールマイティー。ガンガントレーニングできるだろう。

リーチが自分の身長よりも短い人(−3cm以上)は、内胚葉型的体型かも知れない。
ウエイトトレーニングにおいては、プレス系やスクワットがガンガンできるだろう。
ベンチプレスチャンピオンも夢じゃないぞ。

リーチが自分の身長よりもかなり長い人(+10cm前後)は、外肺葉型的体型かもしれない。ウエイトトレーニングにおいては、プレス系やスクワットの重量が思うように伸びないかも知れないが、きっと背中のトレーニングが得意だろう。



【つまり】

自分のリーチを知ることで、トレーニングにおける自分の長所や短所を知る事ができるのだ。例えば、腕が長いとプレス系は苦手となるが、その反面、フライ種目などで、大胸筋に負荷を集中させやすい事が予想できる。つまり、ベンチプレスは苦手でも大胸筋だけは大きくできる可能性を知る事ができるのだ。

そんなワケで、こんな簡単なことでも、かなりのトレーニングプロファイリングができるのである。でも、こんな単純な自分のスペックすら知らない人が多いのではないだろうか?ちなみに、チン長の正しい測り方は(以下省略)

#2へGo!


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