何年も前から持久系競技者やハイカー達の間では常識であったクエン酸が今日では、一般の人々やアスリートの間でも人気のようである。運動前や運動中、はてまた運動後に摂取すると疲れがとれるとか、持久力がつくとかである。

 それはそれで良い。
 BCAAを摂取していて、尚、何か足したい場合は、プラスすると良いだろう。しかし、今回は疲れやスタミナの話ではない。体重を中々増やせないとお嘆きの方に送る増量法である。
ファーストゲイナー(イージーゲイナー)第4の要素への道?
 体重が増やしたくても増やせない人のたいていは、胃での消化が悪い。腸ではなくて胃ね。タンパク質は、胃でペプシンと呼ばれる消化酵素に触れる事で、第一の洗礼を受ける。この過程抜きに、腸に達してもそのタンパク質は消化されないのである。故にタンパク質を胃でしっかりペプシンに触れさせる必要がある。

 胃腸が弱いとされる人々において、胃酸の分泌が少ないために消化不良が起こるケースが少なくない。いや、むしろ多い。胃酸が強い方が殺菌力が高く食あたりしにくい。そして、実はペプシンは胃酸によって分泌が活発になるのだ。

 「青年よ!ペプシンを抱け!」と誰が言ったか知らないが、胃での消化を促し、タンパク質の消化吸収を高めるのはペプシンであり、その鍵は胃酸であることはお解かり頂いたところで本題である。

 クエン酸を摂取すると、胃酸の分泌が活発になるのだ。
 つまり、体重を増やしたいハードゲイナーのクエン酸摂取タイミングは、食後となる。胃酸を刺激したいなら、食前じゃないの?となるが、胃酸過多は、胃を痛めて逆に消化不良を招くかも知れない。ハードゲイナーは、胃酸不足であると共に胃弱である事が多いのだ。

【まとめ】
 体重を増やしたい人は、食後にクエン酸を飲む。ちなみにサプリマスターではクエン酸は売っていない。体重を増やしたい諸君。クエン酸は、薬局に売っている純粋な結晶が一番安いのだ。酸っぱいけど何ともないぜ。

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【ファーストゲイナー第4の要素への道 シリーズ】
その1
その2
その3
その4
その5
その6
その7
その8
その9
その10
その11
その12(おちまぃ)