こんな質問がよくあります。
 
 卵をよく食べるんだけど、やっぱり生のままの方がいいの?
 
 何となく生で食べた方が効きそうな気がしますよね?何かテレビでも良いとか言ってなかったっけ?
 と、根拠がなくても信じてしまっている事が多いものです。

 まして、マッスル北村氏の「世紀末バルクアップ」なるビデオなどを観てしまった日には、「鶏肉も何でも生で食べないと!」という気になってしまっても仕方ありません。
 しかし、理屈を考えてみると違ってきます。
 摂取されたタンパク質は、体内で種々のプロテアーゼによって段階的に分解され細かくなっていきます。体内での第一段階の分解は、プロテアーゼ「ペプシン」による胃における処理であることは、以前お話した通りです。

 この時にタンパク質が完全な状態であるよりも、少し変性した状態の方がペプシンによる分解が進みやすいと言われています。例えるなら(※)、タンパク質はちょうどゴムまりのような感じで、このゴムまりが新品ではなく、使い古されてほつれてきてきた状態の方が分解されやすいと言うことです。

 そして通常、その状態にするのが加熱による調理なのです。つまり、卵を食べるなら、生よりもゆで卵の方が美味しい・・・ではなく、消化が良いと言う事です。

(※) 男なら誰でも経験があると思いますが、新品よりも予め伝線している(以下省略)。

【プロテイン A〜Zシリーズ】
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その7