高校生の頃に通った歯医者さんの思い出と言えば、女性の衛生士さんにエプロンをかけてもらっただけでティコリンコン♪(♂)になってしまったり、それがバレてクスクス笑われてしまって、ますます俺のdocomoダケが・・・。

と、言う話もありましたが、最も衝撃的だったのは、待合室でむさぼるように読んだ『月刊ネイチャー』『月刊ニュートン』系のサイエンス本のとある記事です。

「パプアニューギニアのとある部族の人々は、皆そろって筋肉隆々である。彼らの食事のほとんどが、イモ類ばかりで、タンパク質をほとんど摂らない。筋肉の合成にはタンパク質が必要なのに、タンパク質を摂らない食生活で、何故、彼らは筋肉隆々の身体を維持できるのだろうか?」

彼らの「低タンパク質食なのに筋肉質な身体」の秘密もまた、腸内細菌にあったのです。

彼らの腸内に住む特有の最近が、体内のアンモニアの窒素原子をリサイクルして、腸内でアミノ酸を合成していたのです。

ゆえに、彼らはタンパク質を口から摂取しなくても、必要なアミノ酸を確保でき、筋肉質な身体を獲得しえたのです。

ただし、彼らは、口から取り入れたタンパク質の分解が苦手で(タンパク質分解酵素や分解者が少ない)、祭りか儀式の時に、ブタを食べると急性腸炎を起こす者が出て、時に死んでしまう者もいたそうです。


つまり、全ては腸内細菌の派閥加減(どの菌の勢力が幅を利かせているか)で運命は決まると言えます。

ちなみに、我々は、その特有の菌を持ち合わせていないので、あしからず。

しかしながら、我々の腸内でも分解者による栄養の分解とその副産物の各種微量栄養素の合成が行われているのです。


今回は、歯科衛生士さんって、なんだか萌えますよね?って話ではなく、今回も腸内環境は大切なんだな〜、と言う話でした。



【ファーストゲイナー第4の要素への道 シリーズ】
その1
その2
その3
その4
その5
その6
その7
その8
その9
その10
その11
その12(おしまい)